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上司の意思決定ポイントを浪費させないゲーム。

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おもむろにライフハックっぽい話題書きます。最近考えていること。

多分人間って、意思決定、要は何かを決める時ってパワーを使うんですよ。ゲームでいうところの、HPよりはMPに近いやつを消費する。

それを「意思決定ポイント」と自分では仮名振っているんですけれど、意思決定ポイントの消費は、使い方次第で多くも少なくもできるんですね。イメージとしては、

  • ある程度情報が出揃った中でAを実行する(代案なし)
  • 既出、または類似の問題について選択肢A〜Cからひとつ選ぶ
  • メリットデメリットにあまり差がない選択肢AかBを選ぶ
  • 情報がない中でAを実行する
  • 新規に選択肢A〜Cを設定した上でひとつ選ぶ

下になればなるほど意思決定ポイントの消費量は上がっていく感じ。

日常生活を過ごす上では、できるだけ意思決定ポイントは浪費しないように過ごすことが大切で、なぜならこのポイントって枯渇しがちだからです。いろんなことを毎日毎日判断し続けると疲れちゃう。頭が働かなくなって、最後「もうどうでもいいや」ってことになる。

だからできるだけ意思決定ポイントを消費しないように、意思決定の余地をなくす、自動化するのがとても大切だなと。いい換えれば習慣化するっめことですね。

例えばですけれど、毎日朝ごはんをパンにするかお米にするか、使うお皿は棚にあるA〜Eのどれを使うか、今日は久しぶりに麺類を朝ごはんにしようと思うけれど、そばかうどんかラーメンか、みたいなことを悩んでいると朝から疲れるじゃないですか。だから朝ごはんはパンと決めちゃう。すると意思決定ポイントの消費が最小限に抑えられる。

 

だから仕事でも、できるだけ自動化するように気をつけていて、意思決定の余地をなくす、減らすようにしてます。議事録は0から作らないで、使いまわせる雛形を作ってチームで共有したり、毎回部下から似たような判断が求められるときはもう処理フローを作ってしまって定例的に決裁するようにしたり、意思決定ポイントの消費はできるだけ減らす。

そうすることで、より消費量の多い「メリットデメリットにあまり差がない選択肢AかBを選ぶ」「情報がない中でAを実行する」みたいなやつの処理にポイントを振り分けるわけです。

一方で、消費量自体を下げるための努力も惜しみません。例えば「情報がない中でAを実行する」のを避けるために判断に自信が持てる程度の情報収集をしてみたり、「新規に選択肢A〜Cを設定した上でひとつ選ぶ」状況を作らないために前例を引っ張ってきて過去の類似案件と似たような処理をする、ように心がけてみたり。

1件あたりの消費量が下がれば、それだけ多く他のことを意思決定できるようになるので。そうして経験済み案件が増えれば、その分だけ意思決定ポイントの消費を節約することが可能になっていく。

 

上司の意思決定ポイントを消費させる時も気を使っていて、無駄に消費させないようにしてます。上司にホウレンソウするときに「〜ということがあったんですが、どうしましょう」なんて判断丸投げの相談に行かないとか(0ベースで判断してもらうと意思決定ポイントを大量に消費するから)、前例を引っ張ってきて選びやすくしてもらうとか(消費率を下げる)、意思決定ポイントの配分に部下側から気をつける。上司も人間ですし。何でもかんでも判断していたら疲れます。

でもちょっと厄介だな、と思うのは、この意思決定ポイントってある程度消費させないと、やりがいとか存在意義を奪っちゃうことです。「自分はここにいていいんだろうか」みたいな不安感を呼ぶ結果になる。まあそうですよね、何でもかんでも自動的に処理された状況って、その人がいる意味がなくなっちゃいますし。

だからほどほどに上司の意思決定ポイントを消費させるようにも気を使わなくちゃいけなくて、かといって浪費するといけないからここぞという案件で消費してもらうように配分して、ついでにいえば朝と夜では意思決定ポイントの消費率は違ったりするからホウレンソウの時間帯に気をつけて、なんて考えはじめると、これって何だかゲームみたいなものね、とふと思ったり。往往にして、ここら辺のポイント配分をうまくできる時期ほど、上司部下の関係性が良好で、査定もよかったりする。まさにゲームっぽい。

そんなことをつらつら考えたある冬の日の話です。


いなくなった同僚の仕事を引き継ぐ時の備忘録。

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ある日突然、同僚が来なくなった。時々あることですよね。事情は様々で、体調を崩したのか逃げたのか見限ったのかどうしようもなくなったのかは、その職場の環境によりますし、今回の本題でないので横に置きます。

それで、結果として放置された仕事は、その周辺にいる誰かに割り振られることになります。ブラックボックスで放置されることもありそうですが、放置のままでどうにかなることはあまりない。放置の結果思いもよらぬタイミングで炎上しても怖いので、大抵は誰かに割り振られます。

そんな感じで、いなくなった誰かの仕事を引き継ぐという経験が過去3回、うちひとつは現在進行形で炎上気味の案件を処理しているんですけれども、気晴らしにそういう状況下で自分が考えることについてライフハック風に書きます。

 

その1、当事者意識を持たずに主導権を握る。

来た球を打ち返すだけで精一杯だと、目の前のことしか見えなくなる恐れがあります。そして思いもがけないタイミングでつまづく。

そのため、多少一時的な停滞が発生したとしても、仕事の全体像を把握しなければいけません。まずはじめ、いなくなった同僚の仕事について、その同僚の上司なり部下なり机の上のファイルなりから、対処すべき案件がどれだけあるかを情報収集、リストアップしていきます。次に、自分が使える手持ちの札(上司であれ部下であれアウトソースであれこの案件に投入することが許されているリソース全部)を再確認。最後に、自分の担当している仕事も合わせた上で優先順位をつけ、割り振っていく。

ただ、仕事に対して主導権は握るんですけれど当事者意識は持たないように気をつけます。あくまで代行者でしかないというスタンスで処理しないと、リソース変わらず単に仕事増えただけになって自分も共倒れになるリスクが上がります。

自分は雇われ人でしかなくて、他人の仕事をがんばってもがんばらなくても給料は変わらないことを思い出します(でもボーナスくらいはつけてほしい)。

 

その2。ショック・ドクトリンを意識する。

ショック・ドクトリンというのは、手前味噌ですけども、

ショック・ドクトリン

惨事便乗型資本主義(あれ、政治学用語だっけ?)。ナオミ・クラインが自著で「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」と述べた通り、変革は危機的状況でなされるもの。要は火事場泥棒的に便乗するってことです。

あまりの忙しさで上司がパニクってる時、誠実な部下の顔をしながら乗っかって、慣習に風穴をあける(無効化する)/権限を移す/恩を高く売るテクニックです。

ゆるふわ会社員のビジネス心理学12選(対上司編)。 - 青猫文具箱

「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」。正常時でないことを活用し、自分担当の仕事であれ、引き継ぐことになった仕事であれ、都合のいいように慣習に風穴を開けることを考えます。

非常時という大義名分の元に「これ正直やるメリット感じてないんだよね」という仕事をやめてしまったり、「前からこの仕事の担当者ランク落としたかったんだよねー」という仕事を部下に権限移したりと、モヤっとはしていても、平時では理由が見つからないためなかなか変えられなかったルールを弄る。

特に、同僚から引き継いだ仕事の中で「何でこんなことやるの?」て仕事は割とばっさり切っちゃう。無知は罪とはいうけれど、時には武器になるわけですよ。知らないふりしてやらない、という選択肢が取れるのは、仕事を引き継いだ初期段階だけなので、それを最大活用します。あとで重要と分かれば「引き継ぎが上手くいってなかったみたいで」の言い訳でやり直せば良いのですし。

普段なら丁寧に根回ししてボトムアップで上げていかなきゃいけない案件を「こういう状況ですので」と上司を動かしてアップダウンに意思決定するのもありだと思います。上司に動いてもらって空中戦でカタをつけてもらった方が、スムーズに物事が進むことって結構多いので。

 

その3。「やって当たり前」じゃないことを上司に認識させる。

その1の当事者意識を持たないの延長戦ですけれど、いなくなった同僚の仕事を「やって当たり前」と上司に認識されると、平常業務に組み込まれるという悲劇が待ってます。なので、大変さはきちんとアピールします。

いなくなった同僚が戻ってきたときに「君の方は手伝えるだけの余裕があったんだね」なんて人事権のある人に認識されると、人員減ないしは仕事を増やされる、泣きっ面に蜂みたいなことが起こりかねませんし。大変さアピールは死活問題。

普段は自分の業務のように当たり前に処理しつつ、要所要所でだけ「この仕事の責任者が本来誰であったのか」「いつまでこの正常じゃない状況が続くのか」を確認します。常時「大変です」といい続けると、上司も慣れで申し訳なさが減っていきますし「嫌な部下だな」度が上がりかねないので、こういうのってランダム性が大切。

「申し訳ない」という認識がない上司であれば、仕事を引き継ぐ時点で線引きを明確に確認しちゃう。何をいつまでどのレベルまで処理するのか。責任は誰が負うのか。そのために追加リソースとして何を割り振ってくれるのか。ちなみにこれガチガチに詰めた結果「じゃあいいよ他の奴に振るから」と逆ギレされたこともあります。よし。

時期によっては「業務調整すれば、仕事増えても当面凌げるかな」という時もありますけれども、自分が一生そのポジションにいる訳でない以上、後任が苦労するのは目に見えているので、一時期上司との関係性が崩れてもそこは譲んないほうがいい。

 

終わりに。

コンセプトとしては「がんばって、共倒れになっちゃいけない」です。

人生で初めて、いなくなった同僚の仕事を引き継ぐことになった時、まるで会社が自分のがんばりに支えられているような錯覚に陥って、周囲を巻き込みつつ、がんばるだけがんばったことがあって。

ある意味「いい経験」ではあったんですが、いなくなった同僚の仕事ごと引き継ぐ羽目になった後任に、後から恨まれたんですよ。「こんな仕事量捌けないし、先輩が捌かなかったらちゃんと人増やしてもらえたかもしれないのに」て。自分は凌げたことに達成感抱いてたので、頭から冷水をぶっかけられた気持ちになりました。やりがい搾取みたいな状況に気がついてなかった自分に反省。

今では、自分のポジションに対して分相応であれ、ということをよくよく心がけてます。仕事ってがんばればがんばるほど、単位あたりの価値は下がっていきますし。収穫逓減の法則ですね。

そう、あなたやあなたの同僚、あるいはライバル会社の社員が長時間がんばって働けば働くほど、「1人1人が1時間あたりに働くことで得られる価値」の平均値は下がってしまうのです。(中略)

収穫逓減の法則からわかるのは、あなたの給料が上がらないのはがんばりが足りないからではないということです。むしろ同じやり方の中でがんばればがんばるほどそのがんばりは割に合わないものになっているのです。

ほどほど中庸が何よりも肝要。

でも思うんですけれど、こんなのだらだらと書いてる時点で自分、相当メンタル削られてるなーとか。こうしてブログ書く余裕がある分ましだけれど。共倒れになったら間抜けなので、ほどほどのところで自分も手を放しちゃいたいな、まぁでも年末だから年明け状況変わること期待してやり過ごそう、みたいな感じで〆です。

東京文具店巡りの旅(表参道・原宿周辺)。

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文具店巡りが好きです。そして東京は、色々な文具店を巡るには電車もバスも充実していてアクセスのいい街。次点では京都かな、...いや大阪も神戸も捨てがたくはあるけれど。

個人店のユニークな商品セレクトやレイアウトを楽しみ、お店こだわりのオリジナル文房具を手に取るのは心踊るし、大型チェーン店のバリエーション豊富な売り場にて、自分好みのものをじっくり探すのも好き。ちょっと背伸びした高級筆記具店で、お店の方と相談しながら万年筆を選ぶのもいい。お店の方と会話する中で、定番の素晴らしさや最近の流行を知るのも楽しかったりします。

都内を東に西にと開拓して、馴染みのお店を増やそうとたくらみ中なんですが、今回は表参道・原宿周辺を巡った時の記録です。足跡はGoogleマイマップの「行った/行きたい文具店リスト」にて公開しています。

 

表参道にてちょっと背伸びしたラグジュアリーな文房具を。

おしゃれな街表参道。夜(特にライトアップが美しい冬)にこの街を歩くには、気合い入れたファッションとメイクじゃないと立ち入っちゃいけない気分になるんですが、素敵文具店が密集しているので、文房具スキー的には外せないスポットです。裏参道ガーデンにカキモリpop-up storeが出店していた時は、毎月のように通ってました。

【ウイングド・ウィール表参道】

手紙用品専門店。メッセージカードやおしゃれなレターセットが種類豊富で、どれも書き心地良さげな紙質。久しぶりにペンをとって手紙が書きたくなります。スローコミュニケーション楽しい。

ウイングド・ウィール表参道

【ペン・ブティック書斎館】

高級筆記具店。入り口ではアンティーク文具がしっとりライトアップ。高級店特有の空気があって、それに飲まれるとちょっと居心地悪いかもしれない。壁にずらりと並んだ万年筆などのペン類の中から、気に入ったものを座って試し書きさせてくれます。ペン好きのお店の方が丁寧に相談に乗ってくれてありがたい。

ペン・ブティック書斎館

  • Pen Boutique 書斎館 Aoyama
  • HP:http://www.shosaikan.co.jp
  • 場所:東京都港区南青山5-13-11 パンセビル1F
  • 営業時間:11:00-20:00(水曜休)
  • TEL:03-3400-3377
  • 最寄駅:表参道駅

【文房具カフェ】

カフェ併設。料理を待っている間に文房具の試し書きしたり文房具好き同士で会話したり。様々開かれるイベントやワークショップ、会員が持てる秘密の鍵の仕掛けも楽しい。ただ、置いてある文具は大手文具店なら普通に見かけるのも多いので、あくまでコンセプトとシチュエーションを楽しむお店...かな。

文房具カフェ

  • 文房具カフェ
  • HP:http://www.bun-cafe.com
  • 場所:東京都渋谷区神宮前4-8-1 内田ビルB1F
  • 営業時間:10:00-23:00(定休なし)
  • TEL:03-3470-6420
  • 最寄駅:表参道駅

【LAMY Tokyo Aoyama】

ドイツ以外では初となるフラッグシップストア。現在国内で扱っているすべてのラミー製品が揃います。試し書きもできる。コンパクトなお店でサクッと店内一望できますが、ストア限定や先行販売もあるのでファンなら一度は立ち寄っても良いかもしれない。

LAMY Tokyo Aoyama

  • LAMY Tokyo Aoyama
  • HP:www.lamy.jp/
  • 場所:東京都港区北青山3-5-8
  • 営業時間:11:00-20:00(定休なし)
  • TEL:03-6721-0771
  • 最寄駅:表参道駅

【トゥールモンド】

世界のグリーティングカード専門店。美しい青の外観も、これでもかとカードが並ぶ内装も素晴らしすぎるお店。カードを選んでいたらあっという間の1時間になります。どのカードもおしゃれで、手が込んでいて、誰かに送らずとも額縁に入れて絵画として飾っておきたい出来。

トゥールモンド

  • Tout le monde(トゥールモンド)
  • HP:http://www.billboard-kj.com/index.html
  • 場所:東京都渋谷区神宮前5-45-9 レジェンド表参道1F 
  • 営業時間:11:00-19:00(火曜休)
  • TEL:03-5469-1050
  • 最寄駅:表参道駅

【ブングボックス】

万年筆とオリジナルインクのお店。知る人ぞ知る浜松の万年筆店が東京初出店。コンパクトなお店ですが、インクの種類が豊富で試し書きもできます。こちらのオリジナルインク「The ink of Witch」を愛用してるんですが、黒のような青のような色合いが...ふふふ(満ち足りた感)。

ブングボックス

  • BunguBox(ブングボックス)
  • HP:http://bung-box.com
  • 場所:東京都渋谷区神宮前4-8-6 メイプルハウスD-1
  • 営業時間:11:00-19:00(不定休)
  • TEL:03-6434-5150
  • 最寄駅:表参道駅

【MoMA DESIGN STORE】

ニューヨーク近代美術館のキュレーターが厳選したアイテムが勢ぞろいする旗艦店。カラフルでスタイリッシュ、他の文具店にはない"ステーショナリー感"が素敵。「これ欲しい!...でも高いから誰かプレゼントして...!」な所有欲とインスピレーション刺激するアイデア商品が多いです。

MoMA DESIGN STORE

  • MoMA Design Store 表参道
  • HP:https://www.momastore.jp/momastore/
  • 場所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
  • 営業時間:11:00-20:00(定休なし)
  • TEL:03-5468-5801
  • 最寄駅:表参道駅

【マークスタイル トーキョー 表参道ヒルズ店】

「日本の素敵で世界に快適を」をコンセプトに、マークスの企業理念を具現化する直営店舗の旗艦店。表参道ヒルズという場所柄、全体としては都会的で洗練された空間。高めの棚に並べられたマークス社の文具類を、宝探し感覚で店内回れるのが楽しい。

  • マークスタイル トーキョー 表参道ヒルズ店
  • HP:http://www.marks.jp/shop/markstyle-tokyo/
  • 場所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズB3F
  • 営業時間11:00-21:00(日曜日 11:00~20:00)
  • TEL:03-3478-5337
  • 最寄駅:表参道駅

 

原宿で、ポップ&フランクに文房具を楽しむ。

若者の街原宿!通りを歩くだけで元気になれるけれど、疲れているときはエネルギッシュさに当てられて力尽きたりもする。そしてユニーク文具が粒揃いなエリアでもあります。系列店なので入れてないですが、東急プラザ内のhands beも文房具充実で1時間位続けても楽しいし、AssistOnなんかの雑貨店のステーショナリーコーナーも充実している。買い物に疲れたらパンケーキかクレープでお腹満たすとなお楽しい時間が過ごせます。

【ASOKO】

"サプライズを楽しもう。"をコンセプトに、見ているだけで楽しくなれるアメリカンでビビットカラーな文具類がずらり並んでいます。チープにフランクに買い物が楽しめて、原宿っぽいフレッシュ感で溢れてる。友達とわいのわいの買い物行きたい場所です。

ASOKO

  • ASOKO
  • HP:http://www.asoko-jpn.com
  • 場所:東京都渋谷区神宮前6-27-8
  • 営業時間:11:00-20:00(不定休)
  • TEL:03-6712-6752
  • 最寄駅:明治神宮前(原宿)駅

【フライハイト】

輸入文具、おもしろ文具など、日常を楽しくするアイテムが日々集まる小さな文具店。ここでしか見ないお手頃価格のポップな文具も多くて、つい立ち寄っちゃいます。オンラインストアも見てて楽しい。リニューアル移転準備中のため、ポップアップストア in Sisのみ営業中。

フライハイト

  • Freiheit(フライハイト)
  • HP:http://www.freiheit-net.com
  • 場所:東京都渋谷区神宮前4-31-16原宿'80 3F Sis内
  • 営業時間13:00-20:00(月曜休)
  • TEL:03-3777-0074
  • 最寄駅:明治神宮前(原宿)駅

【アンドノート】

「あたり前のもの」に自分なりの「こだわり」を持とう。をコンセプトにした、こじんまりとレトロ可愛い文具店。品揃えは便利とおしゃれとユニークをぎゅぎゅっと凝縮したセレクトで、これ欲しい!感の高い文具が多すぎる。学校帰りの女の子同士や、デートで立ち寄ってるカップルの姿もよく見るお店。

アンドノート

  • &note JINGUMAE
  • HP:http://www.and-note.com
  • 場所:東京都渋谷区神宮前6-32-5 ドルミ原宿1F
  • 営業時間11:00-19:00(不定休)
  • TEL:03-6427-4784
  • 最寄駅:明治神宮前(原宿)駅

【PAPIER LABO】

紙モノ、主にノート類を取り扱っているお店。惚れ惚れするような白と青の外観がおしゃれすぎる。店内はこじんまりしてますが、ずらりと並ぶノート類はなかなかにときめきます。

PAPIER LABO

  • PAPIER LABO.
  • HP:http://papierlabo.com
  • 場所:東京都渋谷区神宮前1-1-1 #106
  • 営業時間11:00-19:00(月曜休)
  • TEL:03-5411-1696
  • 最寄駅:北参道駅、原宿駅

表参道側から原宿(明治神宮前)にフラフラ歩いてくと、大人びた空気が途中一気に若やぐのも好きです。昼と夜では雰囲気ガラッと変わりますしね。いつかは一人で颯爽と歩いてみたいけれど、まだちょっと気後れするかな...。
そんな感じで、これからも東京文具店巡りの旅は続きます(飽きるまで)。

 

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やさぐれた働き人ポエム、アソート風で。

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転職後すぐに忙しくなって仕事に追われるように過ごしていたら、社内の派閥争いっぽいもののおかげで半年で2回も上司が変わって、しかもモラハラとか「ねぇコンプライアンスって言葉知ってる?」てできごとが立て続けて起こったので、その時LINEブログにぽつぽつと書いていたやさぐれた働き人ポエムを、アソート風にお届けします。要は、愚痴れるくらいには元気になりました。

 

それはもう中途半端に働きたい。

過重労働とかワークライフバランスとかいうじゃないですか、それなりに自分の売り方が身についてきた昨今の自分は、深夜まで残業しなくても信頼されるようになっているし、飲みニケーションを使わなくても根回しできるようになったけれど、別にそれらが嫌いじゃない。ここ最近はそういうものを嫌うのがトレンドっぽいけれど。

深夜に、もうなんか頭良くまわんなくて「いいやもう終わりだー!」ていった時に上司が差し出してくれたカロリーメイトとか、部下が普段なら絶対にしないようなケアレスミスしてそれを指摘したあと一緒に笑いが止まんなくなったこととか、飲み会で酔った勢いで尊敬する先輩に「背中追っかけて行きたいです!」といったこととか、多分経験できなかった方が人生損したと思っただろうな自分、て気がします。

決して効率的な働き方が嫌いなわけではなくむしろ大好きだけど、たまに無駄なものがあった方が落ち着くなと思う。無駄というか遊びというかゆとりというか。

でももちろんそれを誰かに強要しちゃダメで、分かち合う気もない。なんかもう、自分の思い出の中にだけあればいいな。

 

ファッション誌を読みながら缶チューハイは飲まない。

女子力なんてものがなんの意味も持たない職場でがむしゃらに働いて、多分3年後には泡と消えるような無意味な成果を上げてみました。部下や上司とはそれなりに上手くやれているけれど、びっくりするくらいに薄っぺらくて、ちょっとでも状況が変われば吹き飛ぶ気がする。3年後には名前と顔が一致しなくなってる。

そんな思いで帰った寒空の下、お腹も空いてるけどとても何か作って食べる気はないからコンビニでピザまん買いました。セブンのピザまん、チーズマシマシのとろとろ。幸せの味。

ついでにどっかいってる女子力補充にファッション誌を買いました。綺麗な女の子たちが自分とは別のことに悩んで別なことに悩まないプロの笑顔をしてる。綺麗。

その綺麗な佇まいを見て、自分は意地でもアルコールに逃げたりなんかしないぞと思っているから、疲れた体に鞭打ってティファールでお湯を沸かしてはちみつ漬けの生姜にお湯を注いで飲んだ。暖かい。

ていねいな暮らしとかとは違ってて、もっと意地でも順序守って丁寧に行為を行う感じ。惰性なんかに負けないぞと。

 

仕事ができない時の言い訳に「意識低いから」を使いたい。

子供バージョンなら「やればできる子なんだよ!やらないだけなんだ」みたいなやつで、ありもしない楽観的観測を担保に、現在できてない自分を甘やかしたくなる日があるんですよ。たまにだけど。

仕事できないんじゃない、自分は家族や私生活が大切で仕事に対しては意識低いだけ、みたいな。仕事できるできないに意識の高低あんま関係ないのに。

別に仕事を生きがいにしてはいないのでそれで良いかと思う反面、今努力を怠ることで未来の自分が苦労するのも忍びない、みたいな。未来の自分は言い訳に甘えて過ごした過去の自分のことをどれくらい優しい目で見てくれるのか。

 

人を辞めさせる体力。

いや自分はないなーって話なんですけれども、誰かを辞めさせてそのレッテルが今後つきまとって、場合によっては訴訟になるリスク抱えるの、かなり辛いと思うしできる人はすごい。

使えないやつだ、て部署たらい回しになってきた人をある条件の元引き取ることになって、ただその人が想定以上に使えなかった。というか周りに悪影響与えるタイプだったんですよ。モラハラタイプ。

でもまぁ会社員やってればそんなこと日常茶飯事というか程度問題だと思ったので、適当に受け流して対応していたところ、上司からあいつ辞めさせるぞと。

その後の証拠固めなりなんなりは自分も対応したんですが、まぁこれが相当メンタル削られる。徒労感すごい。体力ないとできない。

個人的には、やっぱりこういうときはほどほど放置で周囲から切り離して、管理職や人事には困ってる現状をコンスタントに訴えてくのがコスパいいや、て思ったんですけれど、それだけ雇用は守られてるんだなーと。それを乗り越える決断した上司がすごい。正直上司の立場に自分がなったなら、むしろ自分から去ってくんだろうな、面倒なのは嫌だ。

 

酔っ払って気がついたら朝だった。

まぁそんな朝もあるよね。

問題はお化粧を落とさずに眠ってしまったことで、シーツ変えなきゃだし化粧落としだけじゃ不安だからピーリング使ってその分洗顔後の保湿も気をつけなきゃだしなかなかめんどい。でもまあこういう儀式めいた手順好きです。クリームを指先にのせてくるくると顔を滑らせながら、肌の調子を感じてみる。うむ、荒れてる。

儀式めいた手順。料理に対してもそう思ってます。

起きたらティファールでお湯を沸かし、フライパンを温めてバターを溶かしてベーコンと目玉焼きを焼く。目玉焼きは最後ちょっと水を足して蓋して蒸すのが好きです。その間冷凍庫からパンを取り出してトースターにかける。

で、後はもうトースターのチン、というパンの焼けた音とともに、パンにベーコンと目玉焼きを乗せてもしゃもしゃと食べながらはちみつ漬けの生姜にお湯を注いでズズッと啜ってホッと一息つくまでが一連の作業。平穏だ。

こういうちゃんと作業を追って進めればちゃんと終わるものって良いよなぁと。いつの間にか始まるのにでもちゃんと終わらないものってたくさんあるので。終わらせるのはなかなかしんどい。いつの間にかなっちゃう方が楽だと思う今日この頃。

 

見上げた月が眩しかったから。

最近ちょっと意地の悪いことをしている。20代前半の頃の自分ならしていなかったような社内政治の歩き方で、しかも割と板についている自分に内心驚いたり。大人になるって怖いですね。

全然美味しくないお酒を飲んで、楽しくない話題を笑いでごまかして、それでもちゃんと酔っ払って帰って、そして最寄駅で見上げた空に月が浮かんでるのを見たら足を止めてしまった。すごく綺麗。

多分こんな風に夜空を見上げて月に綺麗さにズドンとやられた人が古今東西今昔とたくさんいたんだろうなーと思ったら、月並みな悩みに笑えてきた。ところでなんで、月並みって平凡の意味を持つのでしょう。

 

自分かわいそう語りが得意な人たち。

上から目線の逆で、下から目線も強いよね、と思う。無敵な人ともいう、かなー。

ある程度地位とか良識があればなおさら、下から目線の方が耐性ついてない。世間の常識的何かに縛られて従わざるを得なくなる。

自分かわいそう語りが上手くて、自分の不幸を淀みなく語れる人にたまに出くわして、最初同情とか庇護欲とかそういうものに囚われてでも途中周囲の情報でひっくり返されることがたまにある。悲劇のヒロイン並みに大騒ぎされたり。

それぞれ自分の物語を生きてるんだから、不幸の程度なんてその人次第で相対的な比較なんてできないわけだけれど、でも「そういうこと」はたまにある気がする。自分かわいそう語りが上手くて、それがもはや鎧のレベルを超えて武器になっちゃってる人たち。

そしてもちろん、自分だって体調が良くなきゃそんな風に自分かわいそう語りがしたくなるんだけれど、でも武器にはしたくないのですよあれこれなんかこじらせてるのかな、どうなんだろう。

キングジムのスーパーハードホルダーis素敵んぐ!

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職場で使う事務用品、支給のものではなくて、自腹で文房具店にて購入したのを密かに使ってます。使いやすいペンとかクリップとかホッチキスとかがあると、日々がほんのり色づく。サクリフラットでパチパチと書類を留める時のえもいわれぬ満足感とか、なぜか未だ紙で回ってくる稟議書に万年筆でサインする時の優越感とか、有り体にいって楽しい。「やっふう!」てなる。

それで、最近一番使っていて「やっふう!」てなる文房具筆頭がキングジムのスーパーハードホルダーです。

スーパーハードホルダー | ファイル | ファイルとテプラのキングジム

見た目は普通のクリアホルダー。ただし名前の通りめっちゃ丈夫。

スーパーハードホルダー

硬いので自立してくれて、デスクに立てて置いておく時もぐにゃりと猫背になったりしません。耐久性高めなので、カバンの中に放り込んでも中の書類を綺麗に守ってくれて、マチ付きなのでたっぷり書類が入ります。マチ10mmなので100枚くらいはファイルに入れられますね。よさ。

スーパーハードホルダー

薄いクリアーホルダーならそのままスーパーハードホルダーに収納可能なので、それも素敵ポイントかも。親カンガルーのポケットにインする子カンガルー感。

滑り止めのストッパーがついているので、勝手に中の書類が飛び出してくることもありません。こういう気配りがすごくいい。製造過程考えるとこの一手間入るだけで金額結構変わりそうだけれど、でも長く使うならこの方がいい。好き。

マチ付きは本体価格210円、マチなしもあってこちらは180円です。カラーは赤、黄、緑、青、黒の5色展開。

そしてですね、ここが最お気に入りポイントなんですが、ハードな素材を活用して、裏面は下敷きボードになってるんですよ。裏面のストッパーに紙を挟むと、場所を選ばずにスマートなメモが可能に。

スーパーハードホルダー

上司からいきなり呼ばれた時も、このスーパーハードホルダーごと持っていけば、机がなくても安定した状態で書き物ができます。

書類の不備を叱られて殊勝な態度で上司の机の前で指示を受けている間も「あぁこのスーパーハードホルダーの使い心地素敵だなぁ、もう何色か揃えちゃおうかなー」と心を文房具店に飛ばすことしばし。できればクリアーな前面がマッド素材ならもっと良かったのだけれど、まぁそこ妥協するしかない。

見た目いかにも事務用品で、ぱっと見ときめきポイントはないはずなんですがむちゃくちゃときめく。使っていてきゅんとくる。

ちなみにこのキングジムスーパーハードホルダー、最近秋葉原でやっていたキングジムフェアで見つけて一目で気に入って購入したんですが、キングファイルくん可愛かった。今ググったら公式プロフィールまでちゃんとある。

キングファイル君のお部屋 | ファイル | ファイルとテプラのキングジム

またイベントやるなら行きたいな。

キングファイルくん

今年買ってよかった文房具の話。

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はてなブログのお題スロットを何気なく回したら、お題「お気に入りの文房具」が出て「これは書かねば!」と思ったので書きます。2016年に「買ったよかったなー!」と思ったお気に入り文房具の話です。

パイロット「キャップレス万年筆フェルモ」

今年のベストバイは何かといえば、初めて自分で万札を出して購入した万年筆です。万年筆専門店でいくつか試し書きさせていただいてお気に入りを探し、お店の方にペン先を丁寧に調整していただいたやつ。今までとは違う次元でペン先が紙の上をするり滑ってインクを乗せていくのでびっくり。

ペン先が調整された自分仕様の万年筆、という快適さ。

ちなみに前の記事ではどの万年筆か書いていないんですが、購入したのはパイロットのキャップレス万年筆「フェルモ(FERMO)」です。

キャップレス フェルモ | 筆記具 | 万年筆 | 万年筆 | 製品情報 | PILOT

ペンの重さというか重心が自分にフィットしていて、ほとんど筆圧をかけなくても文字が書ける気がします。これ使い始めてから、他のペン(ボールペンとか)使う頻度が大幅に減りました。回転繰り出し式で、慣れてくると片手で動作が完結するのもお気に入りポイント。

キャップレス万年筆フェルモ

サインをもらう時など、一瞬人に貸すこともあるんですが「やばい、この書き心地は万年筆ほしくなるわ」と何度か絶賛されてます。ふふん。

でも「高いお金出して買うなら、もっと万年筆てやつがいいね。ぱっと見万年筆ってわからないじゃんこれ」といわれたことも。何をいうのでしょう、このチラ見えするペン先が、萌え袖っぽくていいのに!

フェルモのペン先

ちょこんと慎ましいペン先に、使うたびときめく。フェルモたん尊い。

あ、ちなみに、このフェルモを誰かにオススメしたいとは思ってません。オーソドックスだとは自分も思わないし。

専門店でお店の方と相談しながら思ったんですが、人によって癖という加圧というか使いどころが違うので、万年筆は試し書きして買ったほうがいいなとか。高い買い物だし、失敗すると後悔の度合い高すぎる。

Mead「Clamp File」&キングジム「スーパーハードホルダー」

今年、自分の中ではクリアファイルやクリアホルダーの当たり年で、世間的にも乙女心を過剰に刺激するプラス株式会社のパスティなんかが猛威を振るっていた印象です(自分の視界内)。

その中でも「これはしばらくレギャラー安泰だな」と思ったファイルが、Meadの「Clamp File」とキングジムの「スーパーハードホルダー」。

愛用のクリアファイルClamp FileとColor Clip Magic語り。またはPastyのジレンマ。

キングジムのスーパーハードホルダーis素敵んぐ!

Clamp Fileは、マニュアルや手順書などの参照回数の多い資料をファイリングして閉じておくのに便利で、紙をまとめるクリップ部分が、上部固定のスライド式になっているのが個人的素敵ポイント。紙を綺麗なまま保存できて、外れにくい。

Clamp File

キングジムのスーパーハードホルダーはもっと一時置きの書類をファイリングする時用ですね。名前の通りハードな素材で、デスクで縦置きしても自立してくれるので、かさばらないし資料も弛みません。裏面がちょっとしたクリップボードになっているのもいい。

スーパーハードホルダー

パスティも色味やフォルムが可愛いんですが、基本ファイルって職場で使うものだと思っているので、あまり可愛すぎるのもなというのが悩みどころ。こう、「一見よくある地味なファイルなんだけれど、実はさりげない可愛さがあって自分だけがときめける系ファイル」てないですかね、欲しさ。

マックスの「サクリフラット」とサンスター文具の「はりトルPRO」

世の中的には針なしステープラー(ホチキス)が勢力拡大したのかもしれないですが、意地でも針ありステープラーを愛用します。というかステープラーよりクリップ派です(クリップに関しては去年同様マカロニクリップ愛用なので割愛)。

それで、針ありステープラーの中で今年「すごい!楽しい!使いやすい!」と思ったのがマックスの「サクリフラット」。

2枚〜32枚をキレイにとじる。 サクリフラット32枚 HD-10FL3 - 文具・オフィス機器 - 製品情報 - マックス株式会社

「サクリ」て名前がまずいいですよね。その名の通りサクリと針が入ります。驚くほど軽い綴じ心地。コンパクトで手に馴染むフォルム。可愛い。

サクリフラット

書類を裏返すと、針部分がちゃんとフラット処理されてます。フラットクリンチ超重要。誰かの手を傷つけない。

針の残量が横から確認できるのもいいし、針の入れ替えもしやすいんです。これは使い始めてすぐ「いい買い物したな!」と思った。サクリフラットは、たまに借りパクされるのをこっそりと取り戻してる。もう会社支給にしようよサクリフラット。

そして、ステープラーを新調したら次に欲しくなるのが針のリムーバーです。ステープラーの背面についているリムーバーでもいいんですが、あれ、どんなにうまくやっても針を抜いた後って書類がヨレちゃうじゃないですか。それが嫌なので、餅は餅屋のプロに任せたい。

そんなわけで、ヨドバシカメラの文房具コーナーをふらふらと歩いていた時に見つけました、サンスター文具の「はりトルPRO」です。言葉で説明するのが難しいので、まずはこの写真をご覧ください。

はりトルPROの使い方

はりトルPROの使い方2

はりトルPROの使い方3

これで針が抜けます。実際やってみるとわかるんですが、すごく気持ちいいんですよ。病みつきになる。これ使い方を試した後、身の回りのあるステープラー済みの書類の針を無駄に引っこ抜いちゃいましたもん。なんてものを世に出したんだサンスター文具。

会社で使う事務用品への愛着とかこだわり的なやつ。

サクリフラットとはりトルPRO、惜しむらくは今の職場のポジション的に使う機会があまりなくて、その性能を最大限生かしてあげられないことです。会議資料づくりが多い新人時代に知っていれば、職場のヒーローになれたのに...つらたん。

カンミ堂「SUTTO」

これまで自分の中のふせん枠といえば、プライベートな読書タイムはカンミ堂の「ココフセン」シリーズ、デスクワークではこれまたカンミ堂の「テンミニッツ」シリーズがレギュラー定着。

だったのですが、今年、デスクワークのふせん枠が変わりました。じわじわとデスク定着した、立つふせん「SUTTO」です(これもカンミ堂)。

SUTTO

SUTTOとペントネ

デスクでふせんを見失わないし、ボードの書き心地が最高だし、ペントネの可愛いフィルムふせんを共用できるし、何よりすくっと立つSUTTOのフォルムがかわいい。

欠点としては(これはペントネにもいえることですが、)ふせんの保管部分がロールになっているので、フィルムふせんの性質上どうしても丸まりがちになることです、外れやすい。

それでも、フィルムふせんをぺりぺり剥がすのってえもいわれぬ小さな幸せ感があるし、メリットがデメリットを超える気がしないので、しばらくSUTTOを使い続けます。SUTTOかわいいよSUTTO。あばたもえくぼだよ。

カンミ堂の立つふせん「SUTTO」めっちゃお気に入り。 

終わりに。

長くなってしまいましたが、そんな感じで2016年の今年買ってよかった文房具の話でした。ちなみにノートは引き続きプラス株式会社のCa.Creaシリーズです。

カ.クリエ(Ca.Crea)は100パーセントのノート、という話【文具好きブロガー12人が選ぶ!イチオシ文房具セレクション2016春】#ブロガー文具セレクション

いろんなノートに浮気したけれど、結局いつも戻ってくるのはこのA4×1/3サイズ。プレミアムクロス万歳。万年筆も裏抜けしない良い子。 

カ.クリエ

 

今年は文房具店巡り、東京圏を超えて西へ西へと進出したので、来年は東へ北へ(いっそ飛行機に乗って九州か北海道とか)進出したいなー。

神戸旅で三宮・元町・栄町の文房具店・雑貨店を巡った記憶。

1年半かけて京都の文房具・紙雑貨のお店を巡りまして。

大阪をふらりと旅して文房具店・雑貨店を巡った記録。

それでは今年もお世話になりましたー!来年もよろしくお願いします。

大人の白地図カルトグラフィーに、去年巡った文房具店を記録してみた。

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去年、群馬県高崎の文具イベント「ハイノートエキスポ2016」で見かけて一目惚れ、速攻で購入を決断したんです。株式会社マルアイの大人の白地図「カルトグラフィー」。

カルトグラフィー

カルトグラフィー(CARTOGRAPHY)は英語で、地図作成という意味。行って見たい場所や思い出の場所、誰かから聞いた土地に関する情報など、過去や未来を白地図に書き込めます。

CARTOGRAPHY(カルトグラフィー) POSTER・PAD | 株式会社マルアイ

CARTOGRAPHY(カルトグラフィー) NOTE BOOK・TAG | 株式会社マルアイ

白地図って、日々の生活の中で欲しいなと思うタイミングがたまに訪れるんですが、なかなか見かけないんですよね。もっとあればいいのに。

購入したのは、大人の白地図カルトグラフィーの「レポートパッドタイプ」と「タグタイプ」。

レポートパッドタイプ

タグタイプ

レポートパッドタイプは、A3タイプとA4タイプの2種類があって、30枚入り本体価格1,000円。東京丸の内のKITTE内にある雑貨屋アンジェでも見かけた記憶があります。購買意欲をそそる見た目だったのだけれど、当時はなんとなく回避しちゃったんですよね。次の機会に同じ棚を見たときはその白地図がなくなっていて、ちょっと後悔した記憶。だから高崎のハイノートエキスポで見かけたのは僥倖でした。個人的にこのイベントはメーカーの方からいろんなお話も聞けて心踊ったのでまた行きたいなー。ちょっと脱線。

ハイノートエキスポ

タグタイプは、日本地図の白地図がふせんになったものです。手帳に貼るのにぴったりな70×70mmのちんまいサイズ。30枚で本体価格360円。自分が購入したのは日本地図バージョンですが、北海道、東北、関東・中部・近畿、中国・四国・九州のエリア別のタグタイプもあります。

コンパクトで、でもちゃんと県境がわかるように印刷されていて、見てるだけでニヤニヤできる。ふせんの台座部分もちょっと凝っていて、表紙部分はおしゃれなロゴが印字されてます。可愛い。

タグタイプ

カルトグラフィー、他にも色々なタイプがあります。ポスタータイプとかブックタイプとか。ブックタイプは都道府県ごとのページがあって、これも欲しいなぁ。旅日記に使うのもいいし、出張が多い人は仕事でも使えそう。

カルトグラフィー

 

白地図って、何を書こうか考えるだけで満足しちゃいそうです。でもせっかくなのでカルトグラフィーを活用してあげたいなと、ひとまず最初のページを使って、去年巡った文具店の中から、あぁもう一度行きたいなーと思った文具店を記録して見ました。

文房具地図

関東内で巡った文房具店は多過ぎて地図に落とし込もうとすると小さな文字で書くしかないので諦めてます。東京もですが横浜も結構プライベートで足を運んだんですよね、去年。鎌倉と横浜の2大オシャレタウンを抱える神奈川県すごい。

東名阪の三大首都圏に偏っているのは、大体が出張ついでに足を伸ばしているからで、それ以外はなかなか出張案件が来ないからです。ないかな日本海案件。石川県とか。もういっそ海を越えて北海道とか九州とか。

プライベートでも行きたいんですが(大阪あたりはプライベートの方が多いかなー)、せっかく飛行機使うなら数日かけて巡ってみたいんですよね。それが実行できるだけのお休み欲しい。そんなわけで、今週のお題「2017年にやりたいこと」としては、飛行機を使う距離の文房具店に行ってみたい、です。特に九州行きたくてたまらない。

 

去年巡った文房具店、個人の文房具店も楽しかったですけれど、同じくらい大型の文房具店を巡るのも楽しくて、特に静岡県や横浜にあるインク(ink)と群馬県のハイノート(Hi-NOTE)は何度か足を運びました。

インク横浜

ハイノート

インク静岡

あと神戸や大阪にあるNAGASAWA文具センター系列も楽しかった。特に、NAGASAWA文具センターは神戸煉瓦倉庫店が好き。ひとつひとつの商品も素敵なんですが、店舗レイアウトとかポップが見ていて楽しくてつい長居しちゃう。財布の紐もゆるむ。

でも何度も足繁く通う文房具店は、アンジェかなー。新宿店は行かない月がないくらいだし、東京駅グランスタやKITTE、大手町の店舗にもよく足を伸ばしてます、ここはもう定番と個性のバランスがたまらなく好き。本もつい手にとってそのまま買っちゃう。セレクトがツボにはまっている。

 

そんな感じで、カルトグラフィーに去年巡った文房具店を記録してみたら、まだ行っていない地域がたくさんあることに気がついて心踊る新年1つ目の記事でした。

でもさすがに最近文房具買い過ぎだし、ノートとか1ヶ月で消費する量以上買いためてしまったので、しばらくは自重して手元にあるものをちまちま愛でて行きたいなぁと。そして文房具在庫が減ってきたら計画を立てて北海道か九州の文房具店巡ってみたい。

びっくりするくらいに徒然なるままに書いちゃったんですが、まぁいつものことで。今年もよろしくお願いします。

鎌倉コトリの壁掛けカレンダーと、東京鳥越Syuroで購入した月のカレン。

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文房具、というよりは手帳クラスタ界隈なのかな、毎年9月頃からジブン手帳やほぼ日手帳などの有名どころの手帳が続々発売されて、やれあの手帳がいい、いやこの手帳は新しいけれどわかっているなどの楽しくも悩ましい手帳論争というか品評会がネットやリアル各地で開催されるわけですが、今回自分参戦してませんで。

というのも、2016年用として購入した、二トムズのエディターズシリーズ「365DaysNotebook(365デイズノート)」を使い切っていないからです。普段の日程管理はスマホのスケジュール帳でしてます(いろんなアプリを使ったけれど結局デフォルトのスケジュール帳に戻った)。

ほぼ日手帳から365DaysNotebookに浮気しそうな2016年。 - 青猫文具箱

365DaysNotebookは、自分で日付を記入するタイプなので好きな時にかけて便利なんですがその分「来年の手帳を買うぞ!」感が薄くなっちゃうのが難点といえば難点。手帳って選ぶ時が一番楽しかったりしますし。おろしたての手帳にペン先を下ろす瞬間も至高。

いろんな方がブログやSNSで「今年の手帳を決めました!」と楽しそうなのを指を加えて見つつ、手帳はこのタイミングで切り替えないけれどカレンダーは買うよね欲しいよね!ということで、今年は手帳にお金かけない分カレンダーにかけることにしたんです。自分だってあの文房具屋さんの手帳コーナーのそわそわした空気に浸りたい。吟味してカレンダー買わねば。職場用と家用でふたつくらいあると嬉しいよね。

 

そんなわけでまず1つ目に買ったカレンダー。鎌倉の可愛い文房具屋さんとして有名な鎌倉コトリにて見つけました。

鎌倉コトリ

鎌倉駅から徒歩10分。鎌倉にある小さな文具と雑貨のお店です。鎌倉コトリはお店の外装がまず素敵可愛くて、チョコレートのような色とりどりの屋根がパッと青空に映える。懐かし新しさ。

小鳥を模したオリジナル文房具もレトロ可愛くてツボに入ります。あ、なんか東京西荻窪のトナリノさんを思い出した。

鎌倉・文具と雑貨の店 コトリ - 鎌倉・文具と雑貨の店 コトリ

  • 〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町2-1-11
  • TEL/FAX 0467-40-4913
  • kamakurakotori@gmail.com
  • 営業時間11:00〜18:00(月曜不定休)

ちょっと前から、東京都内の文具店巡りに飽き足らず神奈川県の文房具店巡りに進出してるんですが、鎌倉コトリはあまりの素敵さに、遠方にもかかわらずすでに2回も足を運んだお店です。今年はまだ行っていないけれど。行きたさ。

それで、こちらで購入したカレンダーというのがこれ。壁掛けカレンダーの「コトリカレンダー」です。月が終わった後も壁に飾っておきたくなるような オリジナルの可愛い広告が各月並んでいます。味わい深い風合いと手触り。平綴じミシン製本。

コトリカレンダー

コトリカレンダー

コトリカレンダー

写真はほんの一部ですがときめきません?ちょっと色がかすれた感じになっている月もあって、でもそれも味わい深さ。良い。家の白い壁に吊るすことにして、新年入ってから1月のカレンダーを眺めているんですが、目に入るとニコニコしちゃいます。

 

もうひとつのカレンダーは、東京は鳥越のSyuro(シュロ)で購入しました。Syuroは、ブリキの角缶や木製ブックマーカーなど職人仕事の文房具や雑貨が素敵で、時折訪れるお店です。

鳥越のSyuro

http://www.syuro.info

  • 〒111-0054東京都台東区鳥越1-16-5
  • TEL:03-3861-0675
  • 営業時間12:00~19:00(日曜定休)

ちょっと前に移転して、少し展示場も広くなった...のかな。それほど品数が多いわけではないけれど、どれも丁寧な仕事が感じられる手触りと使い勝手で、欲しいな、て思っちゃうんですよね。

台東区鳥越のSyuRoで購入したブリキの角缶。 - 青猫文具箱

そんなSyuroで購入したのがこちら、瞳堂の月のカレン。

月のカレン

新暦のカレンダーに月の満ち欠けが入っています。日付と月の形だけの、シンプルでおしゃれなカレンダー。旧暦と月のめぐりを伝える瞳堂の人気の商品で、一昨年は欲しいと思った時にはすでに完売していたんですよねー。

瞳堂の旧暦の暦

なので去年は早く動いて手に入れた。

月のカレン

おしゃれなのに悪目立ちしないシンプルさで、慎ましやかにデスクに鎮座しております。残業帰りにふと見上げると天上に月、というのがものすごーく好きなんですが、これからはちゃんと満月なのか満ち欠けがあるのかがわかります。まぁるい月も欠けのある月も好きだからどちらも良いのですけれど。

 

手帳はおろしたてないの残念なんですが(でも手帳は使い切りたいので新しく買わない)、こだわって選んだカレンダーをふたつも下ろせたので満足です。でも日々が過ぎて行ってもうすぐ2月のカレンダーをめくらないといけないの早過ぎて怖い。少なくとも、カレンダーをめくる時に「今月は〜だったな」ていえる何かを作りながら日が経つのを感じて行きたいなと思う今日この頃です。

 

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ぷんぷく堂のスキマメモと小道具箱で幸せ気分。

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今日は仕事に余裕があって早く帰れる。そうだ文具店巡りをしよう。

という訳でここしばらく行ってなかった千葉県は本八幡駅から10分の「ぷんぷく堂」に行って参りました。1年ぶり、かも?

ぷんぷく堂

夕方5時からユルく開いている文具店、ぷんぷく堂。ちょっと前までの営業時間は夜7時からだったので、ちょっと行きやすくなりました。暗い夜道を歩くの、なかなか緊張しますしね。

ぷんぷく堂 | 夕方夜5時からユルく開いている文具店

ぷんぷく堂の店主も変わらず気さくで文具愛に溢れた方で、ちょうどお客さんが途切れたタイミングだったからか、文具談義に花を咲かせたり。楽しさ!

こじんまりしたどこか懐かしい店内で、引き出しをひとつひとつあけてお気に入りと出会うのが楽しいのです。ちょっと遠出だったけれど満足。文具充。これでまた明日からも元気に生きていける。

以前自分が愛用していたデットストックで作られたメモ帳の在庫がなくなるとのことで、新作の競馬新聞の紙で作られたメモ帳(普通流通してない紙だそう。万年筆でも裏抜けしない!しゅるっと書きやすい!)を購入。

そして、会計横にちんまり置かれた「スキマメモ」も購入しました。手に収まるサイズ感といいぷんぷく堂のスタンプといい、一目惚れしてしまった。

スキマメモ

「パソコンと机の隙間、筆箱の中、上着や鞄のポケットなどにちょうど良いサイズ」のスキマメモは、60頁の表面5ミリ方眼。方眼(好き!)

これを何に使うかは見た瞬間から密かに決めてたんですが、ネタ帳にしたいなー!と。ブログ書いてるんですが(ここですね)、書こうと思ってたこと日々の忙しさに紛れてよく忘れるんですよ。PC立ち上げてブログの編集ページ開くと「書きたい気持ちはあるのに書きたかったことがない」みたいになる。

それでネタ帳欲しいなつくろうかなと思いつつ、あまり大きなサイズの紙ものは持ち歩きたくなかったのでいい塩梅のを探してたんです。そんなところにやってきたのがこの子、スキマメモ。思いつきを簡単にメモるのにはとても良いサイズ感。余白がありすぎるとプレッシャーに感じるタイプなので、2、3行書けるぐらいでいい。

そのまま使ってもいいんですが、ふと思いついて、以前購入したOSANPO Shoppingの「検索スタンプ」を押してみました。

検索スタンプとツキネコのインクパッド

スタンプでできた検索窓に、書きたかったことのテーマや、顔も知らぬ誰かにどんな単語で検索して欲しいか書きます。というルールにしてみました。こんな感じに。

スキマメモでブログネタ帳

検索窓にどんな単語を入れるかを考えると、テーマが頭の中でクリアになっていい感じです。

メモ帳の表紙が堅めなので安定して書けるし、細くて小さいから鞄にもそっと忍ばせられるし、満足。スタンプをもう全頁押しちゃったし、しばらく続けてみよう。スタンプをぺたぺたぺたぺた無心になって同じように押し続ける作業、自分はかなり好きです。何となく心が落ち着くんですよね。

 

あと最近、ぷんぷく堂のAmazonショップがオープンしまして。さすがに千葉は気が向いた時にホイホイ通える距離ではないのでありがたさ。

たまにAmazonのショップを開いては、あ、これ買いたいあれも欲しいとニヤニヤしてます。その中でも、毎回見ては迷っていた文具をある日魔が差して買ってしまった。

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約50年は持つと言われている頑丈な材質、硬質紙パスコで作られた「あなたの小道具を入れる小さなお道具箱」。東京の町工場で職人さんが一つ一つ手作業で製作したもの。むちゃくちゃ手触りが良くて、蓋を開け閉めした時のピタッとハマる感が心地よい。あと何よりこの青々しさがですね!とても好み。

青が好きで文具も青で揃えることが多いので、この道具箱に青い文具を詰めて幸せな気持ちになってます。ふふふ。

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最近テレビやネットなどメディア露出がまた増えて、お客さんで混雑してるのかなーと思うので落ち着いたころに行きたいな。近くには琥珀糖のシャララ舎さんもあるので是非にセットで。素敵な街だ本八幡。

 

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おもむろにダイエットと筋トレの日記です。

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1月の寒い朝、あれは金曜日だったか、ベットから起き上がるとぎっくり腰になってしまいました。つらたん。

そこまではいいんですよ。ぎっくり腰になった場合の諸々は周囲の諸先輩方から聞いていたので、速やかに会社に休みの連絡を入れ、おっとり刀で近くの整骨院を予約しました。そしてヒーヒーいいながらたどり着いた整骨院で鍼灸の治療をしていただき、湿布をもらって家に帰り安静に。翌日、翌々日は幸いにも休日だったので家に閉じこもり静かに過ごし、月曜には普通に出勤できるくらいになってました。よかった。

ぎっくり腰の原因は「運動不足ですかね」みたいに整骨院の先生にいわれ、家でのストレッチを日常化しようと試みたんですが、その時気がついたんです。

逆立ちができない。

逆立ちと側転が自分のアイデンティティのひとつだったので、それに気がついた瞬間は密かに衝撃でした。腕の筋肉に不安があって、そして背中の筋肉も自分の体重を支えてくれる予感がしない。無理にやったら首の骨折る。怖くて試さなかったけれど、多分側転もできなくなっている。

それで思ったんです。ダイエットと筋トレしようと。可及的速やかに体重を学生時代に戻して筋力をつけなければ、もう一生逆立ちも側転もできなくなってしまう。

自分にとって幸運だったは「よしダイエットだ。ダイエットして筋トレだ」と思った瞬間に読み出した本が、メンタリストDaiGoさんの「ウィルパワーダイエット ダイエットという自分との心理戦に勝つ方法」で、要は、人間は誘惑に弱い生き物なので、ダイエット中、断固として誘惑に立ち向かえるようにウィルパワーを浪費しない必要がある、という内容(もっとロジカルな話なのにこう書くと精神論ぽい)。これ読んで啓発受けて、自分のペースでダイエットや筋トレしてもダメだと思ったんです。普通に運動を始めただけじゃ、新しいことをやるモチベーションよりも、新しいことをやらないハードルの方が高すぎる。今の自分のウィルパワーじゃダイエットと筋トレを続けるのはなかなか難しい。

そんなわけで、お金の力に頼ってパーソナルジムに通うことにしました。ライザップ的な。しかし1月はライザップに通おうと思う御仁がたくさんいるのかカウンセリングすら予約できない人気っぷりだったので、他の、通勤帰りに寄れるパーソナルジムにしてみました。通勤経路にあるパーソナルジムってそれだけでひとつハードルを下げてくれるのでいいかなと。しかもここ、毎回トレーニングウェアを貸してくれて、シャワー使えるので、手ぶらで行けるんです。

1月からパーソナルジムに通い、週2回のトレーニング、最初の2週間は食事チェック(毎食食べたものをラインで担当トレーナーに写真で送る)を受け、今は2ヶ月目に入ったところです。3ヶ月コースなのでちょうど折り返し地点。そういやダイエットって食事のことで、筋トレなどして体を整えるのってボディメイクって今いうんですね。知らなかったので勉強になりました。

それで改めて思ったんですが、筋トレ楽しい。学生時代は演劇やっていて、演劇っていかに体を自在に使えるかなので、腹筋背筋側筋ランニングが基礎トレになってたわけですよ。あの頃の感覚が呼び覚まされる。久々にやって、最初は10回のスクワットでゼェハァいっていたのが50回行けるようになると嬉しい。持ち上げられるダンベルの重さも上がっていくし、わかりやすくできることが増えていく感覚が本当に楽しい。

今までもジムにたまに通ってたんですが、普通のジムだと、フォームを丁寧に見てもらうことってないじゃないですか。パーソナルって本当に一対一なので、ひとつひとつフォームを矯正していってもらって、自分の限界のちょっと手前のトレーニングを組んでくれて、そのオーダーメイド感がやたらと心地いい。RPGゲームとかでボス戦後にHPMPが満タンだとなんだか損した気持ちになるんですが、パーソナルジムだと、適度にスキルも魔法も使ってHPMPが4割残っている、みたいな効率的な達成感があります。高い金払っただけあるなと納得。

あとですね、ジムのトレーナーから「1時間辛い筋トレするよりも500kcalのメロンパンを食べない方がカロリー減になります。運動でカロリー消費なんて微々たるものなので、本質的には食事改善していくのがダイエットの王道ですよ。筋トレは代謝を上げる、維持するためのものだと思ってください」みたいなこといわれて、食事の改善にも取り組んでおります。これも知識欲的な意味で楽しい。

トレーナーから「タンパク質は多いくらいで。あととにかくめっちゃビタミンミネラル摂ってください」といわれて、普段食べているものを総ざらいしてミネラルの多い野菜ってなんぞ?とか、タンパク質を効率的に取るには朝昼でこれくらい摂って〜とか考えたら、サプリメントとか乳酸菌て効き目あるの?効くのはどういう条件のやつ?みたいなことをトレーナーに聞いたり、サプリメントやプロテインのお店の人に聞いたり、ツイッターで有名な栄養士の方をフォローして呟きを追ってみたり。久しぶりにいろんな知識吸収してる感じ楽しい。もう本当に楽しい。

トレーナーに相談して、今までがランチに外食か社食が多かったのがお弁当になり、朝はパンにチーズ塗ってアボカドつまむだけだったのがご飯味噌汁納豆お魚野菜の生活に切り替わりした。トレーナーに食べたものを写真で送る以外に「あすけん」という食事のカロリー栄養計測アプリで、自分が食べたものの栄養計測してて、これがゲームでレベル上げスキル上げしてパラメーター調整しているような楽しさで自分に向いている。「このままでは1日収支で飽和脂肪酸が過剰になる...!タンパク質がギリギリで適正にならなさそうだから卵食べるか」みたいな一人遊びを密かに楽しんでます。このアプリ楽しい。ゲーム脳ならはまるやもしれん。

余談ですが、ビタミン類と食物繊維が足りない時、いい感じにパラメーター上がるのがブロッコリーとオクラとほうれん草と気がつき、最近はそればかり茹でては冷凍しています。緑緑しぃ冷凍庫。ブロッコリーは茹でる回数があまりに多くて、最近株で買ってくるの諦めて、冷凍ブロッコリーに切り替えました。コンビニで「なんでブロッコリーだけ単品冷凍食品が置いてあるんだろー?」と思っていたけれど、パラメーター調整に向く野菜だからなんですね。お弁当のカサ増しにもよく使っています。

なんていうダイエットと筋トレ日記をおもむろに書きたくなったので書きました。

ダイエットってリバウンドとか衝動的にどか食いとかあるじゃないですか、そのストレスを文房具買うことで昇華させてるんですが、衝動買いしたくなるデザイン素敵目の文房具が今増えていて、ちょっと困っています。

f:id:yuki3mori:20170225103238j:plain

暗闇ボクシングb-monster楽しすぎぃ!という話をします。

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ブログの管理画面を開いたら前回更新が2月で、もう5ヶ月以上放置していたことに気がつきました。この間何をやっていたか?といえば、筋トレとボクシングです。暗闇ボクシングb-monsterにハマってました。

おもむろにダイエットと筋トレの日記です。

ぎっくり腰に端を発した運動不足解消のためのストレッチ→アイデンティティだったはずの逆上がりと側転ができない→痩せて筋肉つけるためにプライベートジム通う→筋トレと栄養バランスに気をつける日々→筋トレ楽しすぎぃ!というのが、遡ること2月のダイジェスト。

ジムに通い続け、順調に体脂肪を減らし、腹筋にスーッとした縦線が入ったのと「Are you くびれ...??」→「I am くびれ!」を手に入れ、最後にトレーナーさんの前で側転披露してジムのトレーニング期間を終了しました(ちなみに逆上がりは、腕力あまりつかなかったのと首の骨折れそうでダメでした。)

それでですね、トレーニング後半、担当のトレーナーさんから「ボクシングやってみる?ストレス解消になるよー」と誘われたんです。なんとなく「やりたいです!」と答えたのが運の尽き。というか運命の出会い。

グローブつけてフォームのレクチャー受けた後、ミット打ちするだけの軽いやつだったんですが、ジャブが綺麗に決まった瞬間自分の中の何かが目覚めたんです。やばいこれ面白い!「これだ!」という角度からフックが入ると頭の奥でファンファーレ鳴る。

有酸素運動に分類されるボクシングは、ジムでは気分転換みたいなものなんですが、その後毎回「時間あまったらミット打ちしたいです!」といってました。だって楽しい。なぜこの楽しさもっと早く出会えなかった。

ライザップを始めとしたダイエットジムって、トレーニング期間が決まっていて、その間に集中ダイエット!というのが定番です。自分も期間終了し、その後はどこかジム通いたいな、というかボクシングやりたいな、でもガチでやるには体力ないしボクササイズのコースがあるジム探そうかな、と、体験入会したりしながらジム難民(ジプシー)してました。

それで出会ったんですよ、暗闇ボクシングb-monsterに。

b-monster | 最先端のボクシング フィットネススタジオ

暇な方だけで良いので、この動画をご覧ください。


b-monster ブランドムービー

「暗闇のなか大音量の音楽に身体を委ね、思いっきり身体を動かす」。b-monsterとは、NYでも最先端の格闘系フィットネス。クラブで踊るような感覚で心身ともにリフレッシュすることができ、楽しみながら本格的なトレーニングが行える、まったく新しいカタチのボクシング・フィットネスです。

きっかけは、仕事一筋終電残業なんでもござれ!な友人がある時からそそくさ帰るようになり「新しい趣味?」→「暗闇ボクシング行ってくる!」→「ボクシングいいね!...でも暗闇ってなんぞ?」→「暗闇ボクシングとは...かくかくしかじか」

真っ暗な中で一人黙々サンドバック打ちしてそうな、修行僧的イメージがあるかもです、しかし違うんです。大音響とライティングの中で、ダンサーさんの声に合わせてクラブで踊るようにダンシンダンシングしながらサンドバック打ち。

その場にいた他の友人も「暗闇ボクシング気になってた!行きたい!」というので、経験者の友人に後押しされるように、2人でb-monsterのトライアルレッスン申し込んでました。思い立ったが吉日!

新宿にあるb-monsterの門をくぐったのが4月のこと。めっちゃスタイルのいい男女がジムバック肩に談笑してるのを横目に見ながらトライアルの受付して、お水とレンタルウェアとバンテージ(グローブの下につけるやつ)を受け取って、着替えルームのオシャレさと「やっぱりみんなスタイルいいな!腹筋に縦線入ったこと喜んでる場合じゃなかった!!」みたいな謎テンションで着替えて待機。のち、「スタジオ入場してくださーい」のアナウンスで入場。

それで暗闇ボクシングってなんぞ?ですが、1枠45分で、心拍数上げるために10分間サーキットトレーニング、10分間シャドーボクシング、25分間サンドバック打ちの構成。各自サンドバックが割り当てられて、そのサンドバックナンバーを予約する感じ。レッスン料金は、標準的なデイタイムメンバーだと1月15,000円で30回まで、トライアルは3,500円となかなかお高め。でも人気すぎて新規入会止まるくらいだったので、人気のあるダンサー、時間帯はキャンセル待ち必須の予約戦争。

トライアルですが、最初のサーキットトレーニングがむっちゃ辛かったんですよ!

ジャンプして腿上げ!からの〜そのまま休憩入れずにスクワットしてマウンテンクライマーでまたジャーンプ!はい、バーピージャンプー!!みたいな息もつかせぬ連続筋トレと有酸素運動。普段デスクワークで鈍った身体にはつらみ。ジム通ってなかったら確実にここで入るの諦めてた。一瞬朦朧とした。

でも次のシャドーボクシングパートでは、ランニングハイ的に楽しくなってきまして。基本的には暗闇なので周囲が気にならないし、花道を歩くダンサーさんのパフォーマンス見て真似するのなかなか楽しい。非日常感満載。ひゃっふう!

そしてこのハイな感じは最後のサンドバックパートで加速します。洋楽のリズムに合わせてパンチを繰り出すんですが、これすごく楽しい!曲とパンチのタイミングが合うと、なんかドラマーになった気分。いや、アリーナツアーの最終日ラスト曲で歓声を浴びながらズドドドジャーン!とドラム叩いている気分。疲れが快感に変換する。ちょっと朦朧としながら「これがピークエクスペリエンス!ゾーン...!」となってました。ダンサーさんが煽りで「アユレディー?」→「イエー!」と普通に返してた。あとで思い返してちょっと照れた。

「それではストレッチで終わりましょうー!」とレッスン終了後は膝下ガクガク息ゼェゼェ、しかしドーパミンドパー!の興奮状態で、即b-monsterの入会手続しました。次の日は筋肉痛でした。

それからもう7月。週2,3くらいのペースでb-monster通ってます。楽しい。

しばらくは普通のTシャツとハープパンツだったものの、腕を動かす関係上袖のあるウェアだと動きにくいな!と人前では滅多に着たことなかったタンクトップを購入。

パンチを繰り出すとき身体の軸がブレるので、一旦卒業したプライベートジムを継続契約して、体幹鍛えるレッスンもお願いしてみたり。

1レッスン45分間フルに動きたいので、食事で炭水化物やタンパク質取るタイミングに気をつけてます。ガチ筋トレ勢しか使わないかと思っていたBCAAなどのサプリ群にも手を出した。BCAA飲んだ後の「あれ今日自分すごくね?」感たまらない。

どうしたら筋肉がつくかなーとか持久力あげられるじゃろ?と、スポーツ科学や栄養学の本も読み漁りました。ミトコンドリアの活性化が最近のマイブーム。

あと何より、疲れているとパフォーマンスが落ちて曲とパンチのタイミングがずれるので、ちゃんと眠るようにし。仕事も終電帰りにならないようにそそくさ片付けるようになり。でも体力がついたおかげで集中してやれるようになった!気がする。

b-monster

「この歳でも人間、変わることってできるのか!」みたいな、日々が変化し続ける感じ、ものすごーく久しぶりで楽しいです。

まだb-monsterのレッスン45分間フルに踊り続けることできないし、重いパンチ繰り出すと体の軸がぶれてふらついちゃうけれど、そういう改善の余地が自分でわかるのも、未来があって楽しい。でも単に音楽と光に合わせて体を動かすだけでもめっちゃ楽しい。のでしばらくは暗闇ボクシングb-monster楽しすぎぃ!という話です。

青猫文具箱を開設して3年が経ちました。

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なんて大見え切りつつ、ブログタイトルをコロコロ変えるのでこの場所が3年続いたというだけなのですけれど。独自ドメイン(http://www.bungunote.com)に途中から変えたので、はてなブログに登録して3年ってだけかなー。

3年前ここは「三森書店」という、本好きなとある人のブログでした。今はそれからいろんな「好き」が広がって、小説家になろうを熱く語ったり、青臭い仕事論を並べてみたり、意識高く時事ネタに憤慨してみたり、文房具の便利さ愛おしさに目覚めて日本全国の文具店を巡ったり、ダイエットを始めて筋トレに勤しみいつの間にか暗闇ボクシングにどハマりして週3で通ったりしています。特に最後のボクシングに関しては、3年前の自分には絶対に予測できない未来だったの確実。本当にどうしたんだ最近の自分。

平凡な人生を王道に歩いてきたつもりだけれど、それでも割と未来は予測不可能だなと思います。2回仕事場変わったしね。最近昇格して部下も増えました。一番最初の職場の一番憧れていた先輩に仕事で会って「部下にお前の新人時代を知ってるっていったら『あの人にもそんな初々しい時代が...!』と顔引きつらせてたよ」と笑われました。どういう意味でしょう。

後、2回ほど三森の名前が本に載ったんですよー!これとこれ。

このWeb小説がすごい!

このWeb小説がすごい!

 
測量野帳スタイルブック (エイムック 3514)

測量野帳スタイルブック (エイムック 3514)

 

嬉しかったので、普段電子書籍派ですがこの二冊は紙の本として本棚に入ってます。ふふふ。

そういえばブログ書き始めたの、

ひきこもり女子いろいろえっち

こちらのブログに衝撃を受けたのがはてなで書こう!と思ったきっかけなのですが(というのは以前も書いた気がする)、

だれにも知られてない私が、知らない人ばかり通る道で、自分で作っただれも知らない歌を歌う。 その曲はぜんぜんよくなかったり、私も音痴だったりする。 でも、たまにすごいまぐれで、いろんな人が立ち止まって聞いてくれるような曲を作れる時もある。 そういう路上ライブみたいなのが、自分のブログだと思った。 いろんな声が私にも返ってきて、その声はぜんぶ自分にうれしいものじゃない。 でも足もとに投げられたいろんな色のスターを見て、またあしたも歌おうかな、って思う。 歌ってもいーのかな、って思う。 私がはてなでブログを書いていくのって、そういうことなんだと思った。

路上の歌 - ひきこもり女子いろいろえっち

この記事好きです。何回も読み返した。こんな風にブログを書きたいなーと思い直し返すんですよね。でもまさか、継続時間でいうと憧れの人よりも長くなっていたとは!なかなか驚きじゃないですか?

今もたまにシェアされることがあって、自分も気に入ってる記事で「継続という稀有な才能」というのがあるんですが、

要はプロというのは、「選ばれる」というより「残る」ものなのじゃないかしらと。割と世の中には天才と呼ばれる人は溢れていて、でもプロとして残るのはほんの一握り、その分野での才能と「継続という稀有な才能」を持ち合わせる人、みたいな。それは運に依るのかもしれないし、絶対諦めないという執着に依るのかもしれない。老害とかなんとか陰口叩かれる人も、逆から言えばそれだけの長さ続けられてきた人で、続けられない私はただひたすら尊敬の念を抱くだけです。

継続という稀有な才能。 - 青猫文具箱

今はてなブログの管理画面を開いて、購読中のブログのアイコンにカーソル乗せたらまだ知ってるブログがたくさん更新されていて、続いていて、それを眺めながら2年以上前に書いたこの記事のこと思い出しました。それで、何か言葉にしづらいもの噛み締めました。

もともと頻繁に更新するブログではないので、今更閉鎖したりとかは考えないのですが、はてなさんからメールが来て「3年経ちましたよー」と言われたのでつらつら書いてみました。それではまた晴れた日にでもー!好きなものを好きなように語りたくなったら舞い戻ってきます。

カンミ堂の立つふせん「SUTTO」めっちゃお気に入り。

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もう数ヶ月「いいね!」と言い続けていて、当分デスクからスタメン落ちすることなさげです、カンミ堂の「SUTTO(スット)」。デスクに“スッ”と立つふせん。

SUTTO

とても良くない?いや別に人の意見なんて関係ない。良いのです。大変よろしいのですよ。

ちょこんとした佇まいも可愛いけれど、実用性も高い。機能的には、ペン感覚で持てるふせんの「PENtONE(ペントネ)」と同じ、好きな長さに切れるフィルムふせんで、自立しているのでデスクで場所を見失わない。カンミ堂ふせん一族の正統な末っ子感。

特に自分が気に入ったのはふせんの"ボード部分"で、やたら書きやすいんです。ノートに文字を書くのとはまた違った安定感があってちょっと新感覚な書き心地。

普段フィルムふせんに文字を書くのが氷上をスケート靴で滑っているような頼りなさなら、SUTTOはスポーツ靴でアスファルトを蹴るようなしっかり感があります。書いてて気持ちいい。ボールペンで書いてもペン先が滑らない。

そして書いて使うときにぺりぺりと剥がすのがちょっと楽しい。SUTTO、ふせんにミシン目が付いているので綺麗に好きな幅で切り取れるんですが、お菓子の紙箱の開け口をぺりぺり剥がすような気持ち良さがあります。プチプチをつぶすのと同じようなクセになる感。使ったふせん分は引っ張るとロール部から出てくるんですが、カチカチカチっと出てくる感触もまたいと楽し。 

 

PENtONEのリフィルと共用できるので、カラフルで可愛いやつをたまに差し替えて使ってます。こういうちょっとした所もいい感じ。初めて見たときはこれ、なんかいいかもなーくらいだったけれど、今は間違いなく今年の一押しに自分の中でなってます。カンミ堂の素敵仕事だ。ペントネはなんか心惹かれなかったのに不思議。

PENtONEのリフィル

 

そういやこのSUTTO、ちょっとしたスケジュール管理にも使えて便利です。 自分、前日に翌日午前の仕事の段取りを決めてから帰るんですけれども、物覚え悪いのか、たまに忘れるんですね。「あれ何か重要なことがあった気が...」みたいな喉に骨が刺さったような違和感。

PCのアラームやTO DOに入れておいたり、ふせんを貼って「〜をやること」なんて備忘しておくのが常だったんですが、このSUTTOに書いて帰ったら、翌日いい塩梅に段取り思い出せるし、終わったタスクからふせんを剥がしていくのがほのかな達成感があって、これはなかなか、と。

SUTTO

 

まさかこんなに気にいると思わなかったけれど、カンミ堂の立つふせんSUTTOめっちゃお気に入りになってます。自分には100%という感じがする。末長くカンミ堂から発売され続けるといいな。

カンミ堂 ふせん スット クリーム ST-1202

カンミ堂 ふせん スット クリーム ST-1202

 

 

悪役令嬢の歴史・ルーツを、漫画やゲームから考察してみた。

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小説家になろうの月間ランキングでは長らく「悪役令嬢モノ」がブーム。いつの間にやら大流行り、女性向け恋愛モノとしては一大ジャンルになってます。

悪役令嬢モノというのは「前世でプレイした"乙女ゲーム"or愛読していた"少女マンガ"の世界に転生した主人公が、自分は"ヒロインをいじめる悪役"のポジションだと気がつき、シナリオで予定されたバットエンドを回避するため東奔西走する」系ジャンル。

それ以前、女性向けでは「乙女ゲーム世界に脇役(モブ)転生して傍観生活」がブームでしたが(詳しくはなろう女性向けのブーム変遷)、大分能動的になった印象です。傍観系脇役だとやはりストーリー展開しづらいんですかねー。

悪役令嬢モノは、既定の物語に干渉して運命を捩じ曲げる、カタルシス的な要素が読者にウケた気がします。局地的に流行った「ざまぁ」展開(実は腹黒な良い子ちゃんヒロインに陥れられた、悪役ポジションの主人公がヒロインの化けの皮を剥いで「ざまぁwww」と笑う展開)とか、カタルシスを生むお手本のような流れでしたし。

 

悪役令嬢モノの有名どころとしては、やることなすこと悪い方向に解釈される伯爵令嬢が主人公の「悪役令嬢後宮物語」(ただしこれは転生ではない)や、

悪役令嬢後宮物語 (アリアンローズ)

悪役令嬢後宮物語 (アリアンローズ)

 

乙女ゲームの悪役に転生した少女が、ゲームシナリオの悲劇が起こらないようフラグ回避を試みる「ヤンデレ系乙女ゲーの世界に転生してしまったようです」などが書籍化。

ヤンデレ系乙女ゲーの世界に転生してしまったようです 1 (アリアンローズ)

ヤンデレ系乙女ゲーの世界に転生してしまったようです 1 (アリアンローズ)

 

その後も悪役令嬢モノの書籍化は続き、すでに両手の指では足りない数の悪役令嬢モノが商業作品として世に出ています。

それで、悪役令嬢モノ。これほど流行ると、ランキングで見かけるたび「悪役令嬢のネタ元、ルーツって何だっけ?」と疑問が頭をよぎるので、悪役令嬢の歴史・ルーツを、漫画やゲームから考察したのがこの記事です。

ちなみに、小説家になろう内の悪役令嬢ものブーム変遷について考察した記事はこちら(「悪役令嬢モノ」のブーム変遷)。

 

そもそも悪役令嬢って何?

まずは定義から。悪役令嬢は、ヒロインの成長を促したり、ヒロインに対する読者の同情を誘ったりするための敵役、ライバル役です。要素としては、 

  1. 相手を服従させる権力を持つ(例:王族や政治家といった権力者。貴族、富豪の娘といった金持ち)
  2. 相手を納得させる権威を持つ(例:王族、貴族の血筋といった身分・階級。ヒーローの婚約者、何らかジャンルの実力者、学園モノなら生徒会役員といった地位)
  3. ヒーローに恋してるand/orヒロインを嫌ってる。
  4. 展開によって「ヒロインの無二の親友」or「ヒロインの永遠のライバル」or「退場(社会的な死)」の3つのルートが存在。小説になろうでは退場が多く、これを回避するために悪役令嬢が奔走

4のメタ思考(お約束)は横に置くとしても、1はヒロインを苛めても周囲に制止されないくらいの権力がないと話にならないですし、2は悪役令嬢たるもの取り巻き、腰巾着くらいいないと悪の華として見栄えがしません。3のヒロインを苛める理由がないと、苛め自体発生しませんし。そう、悪役令嬢は、陰日向とヒロインを苛めないといけないのです。

ドラマで例えると典型的なのが「家なき子2」の木崎絵里花(役:榎本加奈子)。一条財閥のお嬢様で、黒髪ストレートのぶりっ子系、ヒーローに恋してヒロインを嫌い、最後はヒロインの友人に下剋上されて退場します。

史実では、令嬢でなく王妃ですが、フランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットでしょうか。「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」の台詞は、いかにも悪女っぽい。ラストがギロチン処刑というのも、小説家になろうの悪役令嬢への影響は大きそうです。ただ、フランス革命下という時代背景的に連想される「ベルサイユのばら」(池田理代子)(1972年)では、アントワネットはむしろヒロインポジションにいます。

ちなみに、お嬢様というと連想されがちな「アタックNo.1」(浦野千賀子)(1968年)の早川みどりや「エースをねらえ!」(山本鈴美香)(1973年)のお蝶夫人、「ガラスの仮面」(美内すずえ)(1976年)の亜弓さんみたいな人たちは、ヒロインと衝突はしつつも苛めてはないので、ただのお嬢様ライバルキャラです。

...見た目的影響はあるかも知れませんが。たてロールの髪型とか、ツリ目がちの整った顔立ちとか、ですわ口調とか。取り巻きも多いですしね。

 

少女マンガの悪役令嬢を探します。

悪役令嬢のイメージをなんとなく掴んだところで、少女漫画の悪役令嬢を探していきます。

60年代

ヒロインを苛めるお嬢様、というと、古くは60年代から。

ガラスの城 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

ガラスの城 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

 

「ガラスの城」のあらすじは「イサドラは母の死の間際、妹のマリサ(ヒロイン)が実は伯爵令嬢であることを知る。マリサに成り代わって令嬢となるイサドラ。イサドラはマリサのことを召使として側に置き、苛め抜く」というもの。

成り代わりではあるものの、美少女なイサドラはいかにもお嬢様で、ヒロイン苛めっぷりが半端ないです。ただしヒーロー不在。主人公を憎んでるタイプですね。

成り代わり令嬢がヒロインを苛める(というか命を狙う)展開は「伯爵令嬢」(細川智栄子あんど芙〜みん)(1979年)でもあります。宝塚で上演されたのでこっちが有名かな。記憶を失った少女コリンヌ、元スリで成り代わり令嬢となったアンナ、ふたりの貴族青年による四角関係が、ベタすぎて逆に新鮮。

70年代

もう少し時代が進んで70年代、といえば、世界的にも有名ですね、

キャンディ・キャンディ (1)  講談社コミックスなかよし (222巻)

キャンディ・キャンディ (1) 講談社コミックスなかよし (222巻)

 

「明るく前向きな孤児の少女キャンディ(ヒロイン)が、周囲の偏見に負けずに人々に影響を与え成長していく」ストーリー。キャンディを苛める令嬢でイライザが序盤から登場。

兄のニールと一緒にヒロインを苛めるイライザはとっても悪役なお嬢様です。何より縦ロール。マンガの知名度的にも悪役令嬢の原型はイライザ、という人が多いんじゃないかな(主人公の幼馴染で貴族の養女になり、微妙に距離を置くようになったアニーの方が腹黒令嬢扱いされることも。恋敵だしね)

同じ70年代、「王家の紋章」(細川智栄子あんど芙〜みん)(1977年)では、ヒロインのキャロルをヒーローの異母姉であるアイシスが執拗に命を狙ったり、「ときめきトゥナイト」(池野恋)(1982年)で、ヒロイン蘭世にライバル曜子お嬢さんがヒーローを巡って恋の鞘当てをしたり。曜子さんは、暴力団組長の娘設定なので、ちょっと違うかなー。

前述の「ベルサイユのばら」もこの時代。ポリニャック伯夫人やジャンヌ、デュ・バリー夫人はポジション的にまさに!かも。

悪役令嬢と関係ありませんが、この時期、少女漫画の神様とも呼ばれた萩尾望都先生が「ポーの一族」を連載されてます。キャンディ・キャンディ、ベルサイユのばら、ポーの一族...こう並べてみると伝説的な時代だ。 

80年代 

さらに時代を進めて80年代。お金持ち学校を舞台にした「有閑倶楽部」(一条ゆかり)(1981年)や「笑う大天使」(川原泉)(1987年)なんか有名で、真性お嬢様おぼっちゃま出てきますが、あれ、サスペンスやコメディでジャンル違いだと思うので割愛しました。でも「舞台設定:お金持ち学校」という意味で、有閑倶楽部の影響は大きいはず。

有閑倶楽部 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)

有閑倶楽部 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)

 

90年代

次の90年代。漫画からドラマ・映画・アニメなど多角的に展開されたので、普通に男性だって名前を知ってるかと思います。

花より男子 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

花より男子 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

 

「お金持ち学校が舞台+庶民ヒロインが苛められ、やがて周囲に認められていく」という王道展開は、昨今の悪役令嬢モノの原典に上げる人が一番多そうな作品。庶民ヒロインつくしちゃんを苛めるリリーズ(百合子さまと仲間たち)がいます。

小説家になろうで「ジャンル:悪役令嬢」のブームの発祥になった、ひよこのケーキ先生の「謙虚、堅実をモットーに生きております!」作中作マンガ「君は僕のドルチェ」は、「花より男子」オマージュぽいですよね。若葉ちゃんと鏑木の関係性が、往年のつくしちゃんと道明寺に被る人、結構いるんじゃないかな。まぁでも花より男子には、麗華さま的強力なライバルキャラは登場しないですが。

00年代

そしてその先00年代ミレニアム。

メイちゃんの執事 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

メイちゃんの執事 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

 

空前の執事ブーム到来。やっぱり榮倉奈々、水嶋ヒロ、佐藤健競演で話題になったメイちゃんの執事が飛び抜けて有名なんでないかと。主人公メイちゃんに対するライバル役で詩織様がそんな立ち位置です。

同じようなお嬢様学校+庶民ヒロイン+オプション執事だと「執事さまのお気に入り」(津山冬、伊沢玲)(2007年)もあります。

これ以降、2010年代以降も悪役令嬢的なポジションのキャラクターは随所に出てきますが、すでにオリジナルを前提とした、ある意味アイコン(記号)としての悪役令嬢という印象です。少なくとも源流とはいえないかと。

こうした悪役令嬢的なポジションのキャラクターは、少女マンガに限らず、少年マンガや青年マンガにも時折登場しています。男性向けの場合は、ツンデレ要素をつけて準ヒロインなことも多いですねー。

 

乙女ゲーの悪役令嬢はマイネリーベにあり。

初代乙女ゲーム「アンジェリーク」(1994年)の時代から、ロザリアのようなお嬢様キャラは登場してます。乙女ゲーム2作目の「アルバレアの乙女」(1997年)のファナもお嬢様キャラ。いずれも切磋琢磨が気持ちよい、お嬢様ライバルキャラです。女王や聖乙女の地位を巡って、苛めなんてせず正々堂々ヒロインと戦ってくれます。

その後、「ときめきメモリアル Girl's Side」(2002年)の須藤さんや 「ワンド オブ フォーチュン」(2009年)のシンシアなど、ヒーローを巡る恋の鞘当て的お嬢様キャラが出てきますが、正直、登場時間的尺の短さから存在感が薄い。ほら、乙女ゲームって、マルチシナリオで複数ヒーローそれぞれにルートがあって、そのうちひとりのライバル役でしかないので…。

でもそんな中、燦然と悪役令嬢が登場した乙女ゲームがありました。  

マイネリーベII ~誇りと正義と愛~

マイネリーベII ~誇りと正義と愛~

 

明るく家庭的な成金お嬢様、ぶりっ子腹黒公爵令嬢、男勝りクールお嬢様が、ヒーローを巡ってヒロインとつばぜり合いを繰り広げるゲーム。「ジャンル:美少年誘惑シュミレーション」の名は伊達ではなく、油断するとヒロインは陥れられます。

悪い噂を流されるのは序の口で、ヒロインがうかうかしてると媚薬でヒーローを奪われる、という屈辱を味わうのですよ…!!でも、攻略対象を玉の輿に乗る手段としか思ってない感じの潔さが、一部女子から圧倒的支持を受けました。ヒロインも俄然強めで、手紙に小細工したり、誘いを断るライバルを「使えないヤツ」と毒づいたり。

ちなみにamazon絵はⅡの方です。学園に中途編入したと思ったヒロインがいきなり卒業式でヒーロー役が起こしたクーデーターに巻き込まれ、革命側か中立かレジスタンス側かを選ぶと言う。「え、私は乙女ゲーをやってるんだよね!?」と思いながらミニゲームで鉄橋の爆弾処理をしました。

また、アンジェリーク、アルバレアの乙女に次いで乙女ゲームの黎明期を飾った「ファンタスティック・フォーチュン」(1998年)、一部攻略キャラのルートのみ登場する貴族令嬢ミリエールが、暗躍する悪役令嬢です。 こっちはちょっとイレギュラーで、ヒーローを憎んでる系。

そういえばミリエースも縦巻きロール(ポニーテールですが)なので、この時はすでに縦巻きロールが悪役令嬢アイコンになってたってことなんでしょーか。まぁ乙女ゲームの歴史自体、少女マンガに比べれば圧倒的に遅いですしね。少女マンガから輸入されたと考えるのが妥当なのかな。

 

余談。少女小説の悪役令嬢を求めて。

小説家になろうの悪役令嬢モノでは、前世で見た"ゲーム"か"少女漫画"をベースにすることが多いため、言及は少ないですが、少女小説、ライトノベルにも悪役令嬢っていそうですよね。少し調べて見ました...というか記憶を辿りました。

古くからある少女小説、コバルト文庫でお嬢様が登場する小説として有名なのは、久美沙織先生の「丘の上のミッキー」(1984年)。ただし、ライバルお嬢様はいても悪役令嬢的な立場の人がいたかというと...?むしろ、藤本ひとみ先生の「漫画家マリナシリーズ」(1985年)の方が、過激で意地悪な女性をよく登場させていた記憶です。

少女小説で悪役令嬢の源流に近いのは、さらに進んで1991年、学研レモン文庫から出版された森奈津子先生の「お嬢さま」シリーズの方でしょうか。正統派ヒロインよりも、悪役でありたいと自負するお嬢さまを中心にした学園ギャグコメディ。...というか気がついたら復刊されてる...!? 

お嬢さまとお呼び!<お嬢さま> (ビーズログ文庫)

お嬢さまとお呼び!<お嬢さま> (ビーズログ文庫)

 

正直、悪役令嬢というからには、貴族社会が舞台になっていないと活躍の場を作るのが難しそうですが、少女小説の主戦場は今も昔も学園のため、馴染みにくさがあるんですよね。舞台設定的に、ハーレクイン小説の方が悪役令嬢はいそう(ハーレクイン詳しくないので想像です)。

 

そんなわけで総括。

ガラスの城から数えると、なんと半世紀も前から悪役令嬢はいたことに。

これだと正直、作家の青春時代がいつかで、悪役令嬢のルーツは違ってそうです。まぁそもそも、小説家になろうの作家陣自体、年齢層は割と広範囲で、同じ文化・文脈(コンテクスト)を共有していると考えるのは無理があるのかも。

前述の「悪役令嬢後宮物語」や「謙虚、堅実をモットーに生きております!」から影響を受けた(オマージュ)作家が、悪役令嬢のイメージを再生産して、その成功例の幾つかがさらに再生産を重ね、今の小説家になろう的な悪役令嬢のイメージが出来上がった、と考えるのが妥当な気もします。

自分の肌感覚としては、キャンディキャンディのイライザで「悪役令嬢」のイメージが作られ、花より団子やメイちゃんの執事で悪役令嬢が活躍する「お金持ち学校」のイメージができた感じですが、小説家になろうの悪役令嬢モノが初めて見た悪役令嬢だ、て人も少なからずいそうです。

つまり、小説家になろうの悪役令嬢の原型は、たくさんの作家が集合知的に作り上げた、架空のオリジナルって感じですかね。もし「これがオリジナルだ!」てのが他に思い浮かぶ場合は教えてくださいー。

 

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「暮らしのキロク」新デザインがなんだかとてもいい感じ。

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去年買ってちまちまと手帳に貼って使用してました、キングジム「暮らしのキロク」。

日々の暮らしの「できごと」をかんたんに、可愛くキロクできるのり付きメモです。「何度も見返したくなるような、思い出のキロクを」のテーマも可愛く素敵。

映画感想記録を、キングジム「暮らしのキロク」で始めてみた。

ちょうど使ってみた感想を書いてから1年経ったわけですが、最近、暮らしのキロクの新デザインが発売されたわけですよ。TRAVELやHEALTH、WINEやNOODLEなど、痒いところに手が届く感じの素敵テンプレート。1冊25枚入り、450円+消費税。

手帳に貼れる「暮らしのキロク」をご紹介します。| キングジム

ウェブサイト見て、今回はあまり心惹かれなかったので、特にフライングゲットを目論むこともなくスルーしていたのです。

が、気分転換にロフトに寄ったときに実物を見たらば、「うわなにこれほしい!」と。買ってしまった...!暮らしのキロクの"DREAM"と"WORD"。

暮らしのキロク

特にDREAMが可愛い。願い事の記録ができるふせん。行ってみたい場所、食べてみたいもの、ほしいもの、が溢れてる。

暮らしのキロク(dream)

中身は切符風。始発は願い事を願った日、終点は夢が叶った日。ベタなコンセプトだけれどとても良い。キュンてくる。こういうの、空白に何を書くか悩む瞬間が結構好きで、でも書くことがなかったら落ち込んだりします。

暮らしのキロク(dream)

そうです、新潟県にある文具館タキザワPEN BOXというお店に行きたいんです。東京からだと遠いけど、いつか。いやせっかく書いたんだし、いつかと言わずすぐに行きたい。切符も多分有効期限がある。

せっかくなので手帳に貼ります。文具店情報をちまちまと記録している「神戸手帖」。なんということでしょう、横幅がびっくりするほどぴったり。これまでは文具店の営業時間とか行ってみた感想を神戸手帖に書いていたんですが、これからどうしよう、行ってみた感想だけ書こうかな。迷う。

神戸手帖

もうひとつはWORD。こちらもなかなか奥が深い。心に響いた言葉の記録。

暮らしのキロク(word)

格言とか座右の銘とか好きな言葉、たくさんあったはずなのに、どこかに記録しておかないとどんどん忘れていく気がする。今年の1月1日に、新年の抱負を何と書いたかも実は危うい。

暮らしのキロク(word)

これはとあるブログの一節。わりと古い記事なんですが、とても好きでたまに読み返してます。自分もこんな記事が書けるようになりたいな。あ、これもDREAMに書いておいても良いですね。

ちなみに元記事はこちらです。

404 Blog Not Found:バイキング式のレストランで給仕を待つ君たちへ

「この本に救われた」という言い方がある。私もそういう経験は何度もしている。しかしその著者は、私のために本を上梓してくれたわけではない。その人が書いた本を、私がたまたま勝手に読んで、その結果私が勝手に救われたというのがより正確な事実なのである。

道路や政府や社会といったものに至っては、誰が作ったかすら明らかではない。しかし私はそれを使うことが出来たし、そして使ったことをとがめられることもなかった。

そろそろお気づきだろうか。こういった「宛名のない善意」というのは、自らそれを使わなければ何も起こらないということを。たとえ自分の目と鼻の先にそれがあっても、自分で手をのばさなければそれは存在しないも同様なのだ。

元記事2008年なのか。歳も取るはずだ。自分も、そろそろ宛名のない善意をばらまく方になりたいなぁ。悪意でもなければ打算でもなく、こう、海に流すボトルメッセージ並みに、返報性とは無縁の投げっぱなし善意をどこかに置いていきたい。

キングジム 暮らしのキロク (マネー) 3001ミト

キングジム 暮らしのキロク (マネー) 3001ミト

 

そんな感じで、新しい暮らしのキロク。今ウェブサイトを見ていたら、他にも欲しいふせんがあって、物欲がムクムクと湧いてきたので、また近くロフトに行きたいなぁなんて思うのでした。

手帳にちょっとずつログが貯まっていくの、なんだかとてもいい。


哲磋工房「魔法使いのガラスペン」と、名古屋三光堂のオリジナルインク「名古屋シリーズ」。

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ガラスペンが欲しかったんです。繊細で流麗なシルエット、持った時の独特な重さ、そして何より、インクに浸して紙の上に走らせた時のなんとも言えない書き心地...!万年筆とも鉛筆とも違う、もちろんシャープペンとだって違う(そういえば大人になって使わなくなった筆記具ナンバー1はシャープペンなんですが、いつか至高のシャープペンと出会う日も来るのだろうか?)。

なんというんでしょう、紙にめり込まない感じ?でも紙を滑ってく感じでもなく、ちゃんと紙に寄り添ってインクを乗せていく書き心地なんですガラスペン。初めてイベントで試し書きかせていただいた時にその書き心地に魅了されて、あぁ欲しいなぁと。

でも自分にはまだ早い、みたいな謎の気後れがあって、あと何より自分ではそのアビリティを最大活用させてあげられないしなあの筆記具、みたいな高嶺の花感があったのですよガラスペン。きっともっと君の魅力を引き立てることができる素敵な人が他にいる。でも欲しさ。

なのにそんなある日。疲れ極まり立ち寄った東京駅地下グランスタ。そこに新しく出来た「神保町いちのいち」にて、運命的な再会をしたのです。哲磋工房さんの「魔法使いのガラスペン」。

哲磋工房 / studio tessar

かつてイベントで見て触って試し書いて惚れたあのガラスペン。いつもイベントで販売されるときには人気すぎて瞬殺でなくなるというあのガラスペン。が、目の前に。買った。

ガラスペン

ガラスペン

ふおおぉおお...!綺麗。そしてなんて自分好みの重さ。ボール部分、青銀色の銀粒が螺旋のようにオパールを包み混んでいて、なんかこれくるくるペンを回しながら、じっと見つめるだけでも幸せになれそう。魔法っぽい。

かっとなってつい買ってしまったけど、でも後悔していない。というか今写真撮るために出してまた惚れ惚れしたから過去の自分グッジョブ。繊細でなければ(何せガラスだから)、職場で使いたいくらい書き心地すばら。手にかかる絶妙な重さと、紙の上にインクを乗せていく感じ、楽しい。どこまでも書いていけそう。

鮮やかな赤や青のヴェネチアンガラスでできたガラスペンもよく文具店とかで見かけて、それはそれでとても美しく惚れ惚れするけれど、魔法使いのガラスペンは、色合いとしてはとてもシンプル。何者(インク)にも染まる無色。いい。

ガラスペン

ガラスペンは、ペン先を水で洗えばすぐに色を変えることができるので、ちまちまと色変えながら書き物楽しんでます(しかしどれも青インク)。

 

最近名古屋に行き、ツイッターでししょー(@4leafclover7)(で通じない方もいるかもしれないので書くと、「よつばブログ。」の中のぬこ様)に教えていただいた万年筆のお店「三光堂」に立ち寄りまして。

三光堂

「万年筆とこだわり文房具のお店」だそうです。名前で勝手にペンクリニックかな、と思って、それは間違いではないようなのだけれど、ノートやその他文房具もとても充実していてよかった。特に紙類。遠い場所のお店にお気に入りを作ると、ストックなくなった時に悲しいからあまり手を出さないけれど。身近にあったら通ってたな。

万年筆の三光堂

万年筆もずらっと並んでいて(青のペリカンのやつ美しい!欲しい!)、そしてオリジナルインクです、オリジナルインク...!「名古屋シリーズ」というそうな。

三光堂 オリジナルインク

いいなこの色、インクならすぐなくなることもないしなと、「大曽根ブルー」を購入。

大曽根ブルー

大曽根(おおぞね)ブルー多くの電車や車が行き交う「交通の要所」大曽根は、昔から名古屋の北の玄関口ともいわれ、ナゴヤドームを中心に発展中の町です。普段使いにぴったりのブルーインクです。

お店の方から、「これ、新シリーズに移行中なのでもう在庫ないですよ」と教えていただき、そういうタイミングでの出会いちょっといいなと思いつつ購入したのですが、特別感のない青インクっぽさがあって好きだー。

好みはもう少し明るいやつだけれど、そうするとちょっと浮かれちゃうので、これくらい落ち着いた青でいい。ところで青インクだけ3つも持ってるんですけれど(しかも今、他は黒インクしかない)、どれだけ青が好きなんだろう自分。

大曽根ブルー

せっかくなのでガラスペンで、大曽根ブルーのインク使って書いてみた。カリカリ、でも、しゅるしゅる、でもない、ツーっとした書き心地で紙にインクが乗って楽しい。

ガラスペンも、インクボトルも、どうしても外に持ち出すには向かない文房具なんですが、海の見えるホテルで、大きな窓を開いて潮風受けながら、木のデスクでガラスペン使って手紙を書くとかしたいなぁ...!多分それで一週間分の疲れ飛ぶ。間違いない。

まだどっちもちょっと「よそゆき」というか、自分に馴染んでない感はあるんですが、これからどんどん普段使いしていくので、風景に馴染んでいくといいなぁ。見た目美しいので、飾ってコレクションにするのもいいけれど、なんでも使って普段使いしたがる感ある。でも道具って、使って愛着出てなんぼって気もするし。せめて猫に小判と言われないようにしたさ。

読書感想ノートの作り方について変遷を語るよ。

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読書が好きなんですが、家の本棚が大きくないので、読み終わった本は基本売りに出すことにしてます。残す本はよほどのお気に入りだけ。

その分、読書記録はこまめに取ってます。本の内容を忘れるままはにするのはもったいないし、能動的読書で、読書効果がちょっとでも上がれば嬉しい。あとで感想を振り返ったとき、何か気づきが得られたら儲けものですし。

読書感想のまとめ方は少しずつ変わっていって、はじめは読書メーター、Evernote、マインドマップ(アプリ)。デジタルからアナログな読書感想ノートに転向し、Ca.Crea A4×1/3、ほぼ日手帳、本よむEDiT。現在は、読書記録しおり(+測量野帳)です。この間約8年、大分試行錯誤を重ねてる感じですが、飽きっぽく同じやり方は続かないのでちょうどいいかも。

そんな自分の、読書感想ノートの作り方について変遷語り。読書感想のまとめ方オススメ紹介ではなく、失敗談気味の内容です。

読書感想ノート

 

はじまりは「読書メーター」。

はじまりは「読書メーター」でした。

読書メーター

読書メーターは読んだページ数や冊数などの読書量をグラフにしたり、 日本中の読書家さんとコミュニケーションできるサービスです。

当時好きだったWebサイト管理人さんが読書メーターを使ってたんですよね。存在を知って「こんな便利なサービスがあるのか!」と自分も読んだ本の感想を投稿するように。誰かから「ナイス!」(いいね!のようなもの)されると嬉しくて。

途中、デザインが垢抜けていて企画や機能が豊富なWeb本棚サービス「ブクログ」に浮気しつつ、

ブクログ - web本棚サービス

結局は読書メーターに戻ったり。読書メーターの方が比較的交流が盛んで「読まれている」感があるので、続けるモチベーションになりやすいんですよね。マイペースに読んだ本の感想を登録しつつ、他の読書家さんの感想を参考に本を買いながら、かなり長く続いた記憶があります。

 

それからしばらく「Evernote」な日々。

じゃあなんで読書メーター続かなかったの?てことなんですが、きっかけは同時期に利用していたWeb日記サービスが終わったことです。「サービスが終わればデータは消える」という当たり前の事実に気づいたんですよ。それで、本の感想は自分で管理できる場所に置きたいなと。

あと、読書メーターやブクログは他の読書家さんの感想が読めるので引きずられちゃうんですよね、先入観が入りやすい環境というか。

いくつかサービスを比較して、最終的に本の感想を置く場所としたのが、思いついたことを何でも記録できるWebサービス「Evernote」。

思いついたことを簡単に記録できます。 | Evernote

Evernoteのサービスがいつか終わるとしても、エクスポート機能でバックアップを取って、データを逃せると思ったのが決め手です。スマートフォンアプリの導入が早くて、いつでもどこでも書けて読めるのもお気に入りポイント。情報のコピー&ペーストやタグ付けも簡単にできます。

読書感想は「本のタイトル/著者」「概要」「感想」をテキスト形式でまとめていく単純な方法でした。こんな感じ。

Evernote

Evernote

読書メーターは必要事項をWebサービスに登録する感じだったので、読書感想ノートとして意識して書きはじめたのはこの頃かも。初期の頃は書く内容が安定しなくて、ファイルによって文章量もバラバラでしたが、次第にテンプレ化が進み...やがて飽きました。慣れて機械作業になったというか。

 

「マインドマップ」で連想ゲームな読書記録。

一時期マインドマップにハマってました。自分の考えをまとめたり、勉強でキーワードを整理するのにちょうど良いんですよね。当時も現在も、マインドマップのiPhone/iPadアプリ「SimpleMind」を愛用してます。Dropbox経由のクラウド管理で、出先のiPhoneからでも、家のPCからでも書いたり閲覧したりができて便利。

色んな情報をマインドマップ的にまとめているうちに、読書感想の記録もマインドマップで取るようになったんですよね。記録はこんな感じでつけてました。

SimpleMind

キーワードを繋げていく書き方なので、文章化よりまとめに時間がかかりません。マインドマップの中心から「読了日」「作者名/関連作品」「本の概要」「自分の感想」を枝として伸ばしキーワードを繋げていく方法。頭の整理にもなりつつ、連想ゲームで思いがけない発想が出てきたりするのが楽しい。

ただ、マインドマップで読書記録は、後から読み返した時、何が心に残ったのか、考えていたのか思い出しづらい、かなー。情報が分散しすぎるというか。結局この読書記録法は、マインドマップのマイブームとともに続きませんでした。

 

マイ・ベスト・ノート「Ca.Crea A4×1/3」。

あるとき奥野宣之氏の本「情報は1冊のノートにまとめなさい」に影響を受け、普段持ち歩いているノートに読書感想の記録も統合することに決めました。使用するのは、A4ヨコ1/3という絶妙なサイズ感で今も昔も愛用している「Ca.Crea A4×1/3」。

カクリエ

1ページにちょうど1冊分、「本のタイトル/著書」「概要」「感想」をまとめていく形です。これまではPCのキーボードをカタカタ、スマホをフリック入力で文字を入力していたのが、紙のノートに手で文字を書いていく感覚がやたら新鮮で楽しく。ここから、読書感想記録がアナログからデジタルになりましたねー。

アナログなノートは意外にも検索性が良くて、ページをペラペラとめくると大体どこに何を書いたかわかります。情報の一卵性も高いし。デメリットは物理的な保管場所な、リングノートなのでちょっと嵩張る。

 

文房具好きが一度は通る「ほぼ日手帳」の道。

「ほぼ日手帳」を買いまして。というか、ほぼ日手帳歴は長めですが、日記帳のように毎日手帳を書く習慣がなくて、白紙ページの方が多かったんですよ自分の場合。でもあるとき、誰かのツイッターかインスタグラムだったかな、ほぼ日手帳にイラスト付きで書いたカラフルな読書日記の写真を見かけて「いいな真似したい!」と。絵心がないので、文字ばかりですが。

ほぼ日手帳

毎日持ち歩く手帳に読書感想を書くメリットは、隙間時間に読み返す機会があることですかねー。この頃書いた本の感想は、他の時期に書いた本の感想よりよく覚えてる。逆にデメリットは、他の人の目に入る機会があることです。専門書や、百歩譲ってビジネス書の類ならいいんですが、ベストセラーな自己啓発書はなんだか恥ずかしい。

あと、さすがにほぼ日手帳は書くスペースがちょっと小さい。見開き1ページで1冊の感想、くらいでいい塩梅になってました。

 

本好きっぽいアイテム「本よむEDiT」。

あるとき文房具店で見かけて、マークス社の「本よむEDiT」を買いました。いかにも本好きっぽい読書アイテムだと思いません?持ってるだけでテンションが上がります。クロス貼ハードカバーで、程よい高級感。

本よむEDiT

ちなみにこんな感じで使ってました。フリクションボールとの相性が凄く良くて、消しても跡が残らない。

本よむEDiT

ブックジャーナルページは、本の概要、感想、キーワード/引用に分かれてます。他に、読書リストやお店リストのページもついています。自分はブックジャーナルのページ以外使わなかったけれど。

使い勝手としては、感想とキーワード/引用は逆だと良かったかなー。本の内容をまとめてから自分の感想を書きたい派なので。

残念ながら、これは2冊使って現役引退でした。お気に入りではあったんですが、漫画やエッセイの感想を気軽に書ける価格帯(1600円(税抜き))のノートでないのが続かなかった要因ですかね...。

サイズが四六判で、感想を書く本によってはスペースが余って勿体なさあった。

 

現在の定番「読書記録しおり」。

学校の図書館、本の裏表紙についていた本の貸出カードあるじゃないですか。現在は、それによく似たBeahouseの「読書記録しおり ワタシ文庫」を愛用しています。

読書記録しおり

紙はケナフ100GAを使用で、油性・水性・ゲルインクのボールペン、万年筆などでも滲むことなく書き込めます。少しざらついた柔らかな風合いが、いかにも貸出カードっぽくていい。ノスタルジーな紙のリーディングログ。
価格も1パック450円(税抜き)でお手頃。1パックで読書記録しおりが3つと専用ノリ付封筒がついてくるんですが、専用封筒は図書館用品メーカー伊藤伊さんのノリ付きブックポケットで、これも本物の貸出カードっぽさを演出してます。レトロだ...!

読書記録しおり

書き込む項目もシンプル&コンパクトで「読始日」「読終日」「本のタイトル」「著者名」「一言感想」のみ。

最初は、読んだ本の感想だけ書いていたんですが、途中から、買った本はすべからく記録するようになり、積ん読本管理もこれひとつでするようになりました。

最新の読書記録しおりだけ持ち歩いて、あとは家で保管しているんですが、たまに古い読書記録しおりを読み返すと、アルバムみたいで楽しい。買ったことすら忘れていた積ん読本の存在に気がついて、ちょっと得した気分に。

もちろん、今までの読書感想ノートほど分量ある感想は書けないので、書きたいなと思った時は本よむEDiTを引っ張り出して書いてます。たまにがっつり読書感想まとめると、それはまた新鮮で楽しくなる。

 

Web小説感想ログとして「測量野帳&読書感想スタンプ」。

小説家になろうで連載中の作品を読んで感想書いて、やがて作家さんがデビューするまでを見守るのが趣味のひとつでもあるんですが(アイドルがメジャーデビューするまでを見守るのに近い心理)、これも読書記録つけておきたいなーと思い始めまして。小説家になろうのアカウントを持っていればブックマーク機能もあるんですが、やや一覧性に欠けるんですよね。やっぱり情報の一覧性はアナログが向いている。

かといって、読書記録しおりにまとめて書いちゃうと、ちょっと情報レベルが揃っていないのが気になる。紙の本は1冊単位ですけれど、小説家になろうだと短編や連載が同じように載っているので、情報レベルに違いがあるんですね。

というわけで、新たなリーディングログを模索して行き着いたのが、「測量野帳&読書感想スタンプ」という組み合わせです。丈夫で比較的安価、コスパの大変よろしいことで有名なコクヨの測量野帳に、OSANPO Shoppingで購入した読書感想スタンプをペタペタと押して、お気軽読書記録。

測量野帳&読書感想スタンプ

測量野帳って薄いので、次の冊子に映るタイミングが早くて、コンスタントな達成感が得られます。やっぱり「使い切った!」て感覚ってモチベーションにはとても有効。

 

時には浮気して別の読書記録アイテムに手を出してみたり。

そんなわけで今はほぼ、読書記録しおり(+測量野帳)体制なんですが、何せ浮気性なままで、新しい読書感想ノートやスマホアプリなんかが始まるとつい試しちゃいます。

ちょっと前だと、レトロ購買部ぷに子さんの「図書貸出カード」とか。名刺入れに入るコンパクトサイズで、このチマっと感はとても可愛い。

レトロ購買部の図書貸出カード

あとは、キングジムの「暮らしのキロク」シリーズのBOOKもちょっと手を出してみました。手帳に貼れるふせんタイプ。色々なフォーマットがある暮らしのキロクですが、BOOKは図書カードを意識したフォーマットでレトロかわいいんですよね。

暮らしのキロク

東京は蔵前にある文房具店「カキモリ」ではオリジナルノートをカスタマイズできるんですが、あるとき衝動的に「オリジナルの読書感想ノートが欲しい!」と作ってしまったり。でもこれは勿体無くてまだ使っていない。たまに引き出しから出してはニヤニヤ眺めてる。

カキモリのオリジナルノート

最近は、グリーンハウスの「watashi lassic」シリーズとして発売されたジャーナルノートも気になってます。A6サイズのコンパクトなノートで、320円(税抜き)とお買い得。デザインも可愛くてちょっと欲しい。自重しているけれど。

 

試した読書感想の記録だけでも10近くあって、どれだけ飽きっぽいんだよ、て感じですが、本の感想を書いて読み返すこと自体も趣味のひとつな気がしているので、もうそれでいいかなーと。

たまに、Evernoteに残したログを読み返すんですが、当時何を読んでいたかや何を思っていたかを読むと、ちょっと黒歴史で恥ずかしい。自分の読書変遷を追っかけてみると、時期によって傾向があったりして楽しい。やたら古典にはまっている時期とか、歴史小説を読み続けている時期とかあります。最近のブームは食べ物エッセイですね。食べ歩きレポっぽいやつじゃなくて、料理を作る過程が文章だけで語られている奴が好み。

そんな感じで読書感想ノートの記録はこれからも続きます。

 

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透明ブックカバーと、綺麗な紙々の饗宴。

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お値段手頃なのと場所を取らないので、文具店や雑貨店に行くと気軽に購入しちゃう筆頭が綺麗な紙なんですが、使いどころ難しいじゃないですか。いやそもそも、綺麗な紙って使うための買うのか論もありますし。見てるだけで幸せ。

変な折れ線ができたり汚れたら悲しいから、丁寧に机の引き出しにしまって、するとそのまま眺め直す機会も減っていくわけですよ。大事にしたいがゆえに机の奥に追いやり、年末の大掃除の際に「自分こんなの買ってたんだー!」みたいなことが起こる。素敵なものとの再会ってそれはそれで素敵なんですが、なんとなくもったいないと思ったりもする。

何かいい方法はないものかなと考えていて、ふらふらと東急ハンズに息抜きに行ったときにこれ見つけたんです。

エイチ・エスの「ブック&カードホルダー」

株式会社エイチ・エスの「ブック&カードホルダー」。廉価かつ豊富なサイズバリエーションが用意されている、透明PVC製のブックカバーです。エイチ・エスオリジナルのF&Fポケット仕様で、本の表紙が出し入れしやすい。

エイチ・エスの「ブック&カードホルダー」

これにお気に入りの綺麗な紙を挟んでブックカバーに仕立て上げて持ち歩いたら、本を取り出すたびに素敵な紙が目に入って、ちょっと幸せな気分になれるんじゃないかなと。

例えば、レトロ調な理科学モチーフの雑貨・文具類を製作、販売する「遊星商會」の「星屑透紙」を挟んでみたり。

星屑透紙

半透明紙に銀色で、古い星座の図を印刷したもの。光の加減で星座が浮かび上がって、楽しい。しかも最初から「星座です!」というほど強い自己主張はなくて、ライトが当たってから控えめに浮かび上がる感じが清楚ですばら。

あと、透明ブックカバーに入れるために星屑透紙を切ってちょうどいい大きさに調整したんですが、この綺麗な紙にハサミをいれたとき謎の背徳感があってちょっと楽しかった。昏い所有欲的なやつ。

架空ストア

星屑透紙は東京は吉祥寺の「架空ストア」さんで買ったやつなんですが、これ色違いで複数買えばよかったかも...。洋服を着替えるみたいに日帰りで色を変えて持ち歩きたい。

綺羅星紙

他に遊星商會さんの作品で、厚紙に星座と雪の結晶デザインを銀箔で押した「綺羅星紙」も好きで、ブックカバーにしてみたかったけれど、厚紙でうまくいかなかったので断念。いいんだ、被写体の背景にしたりして他に活用方法いくらでもあるから...!

 

名古屋は本山・覚王山エリアの雑貨屋「いろは雑貨店」さんで見つけた、紙雑貨作家「ant!ant!!ant!!!」さんのも同じように挟んでみる。

おしゃれ紙

レトロな感じの鉱物モチーフで、見てるだけでニヤニヤが止まらない。よさ。これほんと気に入って、でも持ち出して汚したら凹みそうだから諦めてたやつ。嬉しい。

いろは雑貨店

遠いけれどまた行きたいね、いろは雑貨店。 

 

それから同じく、名古屋は熱田神宮側の「紙の温度」さんで購入した紙。花や小鳥や蝶や、女性が好きそうなモチーフがちりばめられて可愛くて、でも使いどころを思いつかなかったので同じように透明ブックカバーに挟んでみたり。

紙の温度で購入した紙

名古屋ってあまり「ザ・観光名所!」て場所は少ない気もするんですが、素敵な雑貨店が多くてたまに行きたくなります。紙の温度で心ゆくまで紙選びしたい。

紙の温度で購入した紙

 

透明ブックカバーで、お気に入りの綺麗な紙を持ち歩くことにしたら、カバンの中からチラ見えする模様に毎回ちょっとときめいて、ほんのり幸せ気分。楽しい。

できればずっとこの新鮮な気持ちでときめけられたら嬉しいのだけれど、残念ながら人は慣れるものなので、こまめに入れ替えて日々のちょっとした幸せにしていきたいなぁと思う今日この頃なのでした。なかなかいいです、透明ブックカバー。

泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 池袋本店」で寝落ち読書。

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不意に取れることになった連休。最初、せっかくだし電車か飛行機に乗って見知らぬ土地に旅行でもしたいなと考えていたのだけれど、ふとphaさんのこの記事を思い出しました。

一人で意味もなくビジネスホテルに泊まるのが好きだ - phaの日記

そうだ別に遠くなくて良い。大して目的とかなくて、ベットに寝そべって読書でもして、そのうち寝ちゃってて、目覚めたらどこまで読んだかわからなくて同じ頁を何回も読む、みたいな。そんなことしてて気がついたら朝になっててほしい。ご飯もキチンとしたレストランじゃなくて良くて、近場のスーパーかコンビニ、ちょっと贅沢するならデパ地下の惣菜とか。

それほど非日常じゃない、日常生活の延長線上のような、そんな中途半端な場所に行きたい。

 

と、思ったので。前からちょっと気になっていた泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」の池袋本店に行ってきました。

BOOK AND BED TOKYO

ふかふかなマットレスも無ければ、 低反発の枕も無ければ、 軽く暖かな羽毛の布団も無い。 最高な環境での良い寝心地は、 ここにはありません。 あるのは、 読書をしてたら(マンガでも良いですよ) いつの間にか夜中2時になってて、 もうあとちょっとだけって まぶたが重くてたまんない中も読み続けてたら、 いつの間にか寝てしまった。 そんな、誰もが一度は経験した事があるであろう 最高に幸せな「寝る瞬間」の体験です。

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池袋駅近のビルをエレベーターで上がって8階、お洒落なバーみたいなカウンターで簡単に名前やら連絡先など記入して、館内の説明を受けたら、施設内移動に必要なカードキーが渡されて後は自由。ちなみにクレジットや電子マネーしか使えません。

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ホステルとかカプセルホテルとかのカテゴリで、個室に鍵がかからない簡易宿泊施設です。とりあえず割り当てられた個別ブースに移動して、ロッカーにバックを放り込んだら貴重品だけ持って施設内散策に。

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本屋と言うよりは図書館とか古本屋さんぽい印象。年季の入った本が多めなので。それも味があるなーと。

感覚的には漫画喫茶の延長、かな。最近は寝具にこだわるカプセルホテルも出てきているけれどそんなこともなく、ひたすら、泊まれる本屋、のコンセプトを貫いた雰囲気作りになってる感じです。

本の背表紙眺めて歩きつつ、なんとなく手に取った不動産投資の本をパラ見して、年単位でKindleに積読してる食べ物漫画もつまみ読みして、いまいち読んでもわからない外国語の日本ガイドブックを眺め。時間はいくらでもあるのだしと、哲学者とビジネス書の間に挟まってた「谷川俊太郎のスヌーピーたちの人生案内」を手にして共用スペースのソファーへ。

クッションが置いてあるフラットソファーで、遠慮なく靴を脱いで、壁に背を預けて読書。途中眠くなったらそのままうつらうつら。起きてはまた頁をめくりつつ、たまにスマホでTwitterやInstagramを覗いては(無料WiFiがある)本に視線を戻して、やっぱりうつらうつら。最後の頁まできたら本棚の間を歩いて次の気になるタイトルを手に取り、ソファーにUターン。

 

読んでるものが3冊目に移った辺りでようやく外が暗くなって、どうしようかなご飯買ってこようかな(ブースはダメだけど共用スペースは飲食可)と迷い、でも次に手に取った登山の漫画が楽しくてずるずる3巻まで読んでたら夕食の時間を通り越し、出かけるのも億劫な時間に。

ちょうど共用のシャワーブースが空いていたのでサクッとお湯を使い、今度は割り当てられた個別ブースで読書続き。共有スペースで読んでもいいけどお化粧落とすとなんかなー。男女共用の施設なので少し気になるのですよほら、眉毛ないと…。でも普通に女の人もノーメイク、ルームウェアで共用スペースで本読んでたし、自意識過剰なだけかもー。

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長時間の読書で流石に目が疲れてきて、小休止にイヤホンでネットラジオを聴いてるうち、気がついたら寝てました。寝落ち。

 

で、朝。早朝5時くらい。

誰かが扉から出て行く音で目が覚め、個別ブースから顔を出してみると、共用スペースではすでに何人かが読書してました。すでになのか、昨日からずっとなのかは謎ですが。

自分も音を立てないよう身支度して梯子を降り、顔を洗って共用スペースにて読書再開。誰かのいびきとか、目覚ましのアラームとか、がさごそ寝返り打つ音なんかをBGMに、 寝ぼけ眼でなんとなく続きの読書。

10時のチェックアウトにギリギリまでいると混むよね、ということで9時には個別ブースを片付け、借りたシーツを返却(備え付けの枕と布団にシーツをかけて使うタイプだった)、受付にカードキーを返却して退散。

 

自分はプライバシーとかパーソナルスペース的な意識強めだと思ってたけど、完全個室じゃなくても意外と生活音気にならないのね、というのはちょっとした発見でした。池袋で終電逃した時とかまた使いたいなー。

特にしっかりした目的もなく、東京から移動することもない、施設にこもって読書に耽るだけのショートトリップでしたが、夏休み的には満喫。また平日から仕事頑張ろうと思います。

「BOOK AND BED TOKYO新宿店」のデイタイム利用に行ってきた。

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本屋でも古本屋でも図書館でも、初めて訪問する際時間があれば本の並びを見て、POPが添えられているときはその紹介文をひととおり確認する癖があります。大型のチェーン店だとカテゴリごとに管理が違うのかな、と感じることもあるんですが、個人店だと店単位でこだわりを感じたり興味深いことも多いので。

それで、泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO池袋本店」に泊まった際、これは他の店舗の本の並びも見てみたいな、やっぱり店舗ごとに傾向とかあるのかな、と気になったので、足を伸ばして新宿店に行ってみました。

 

さすがに都内でホステルに連泊し続けるのは、ホテルより安いといっても懐的にいたいので、デイタイム利用で。

BOOK AND BED TOKYOは、都内だと池袋、新宿、浅草にあるんですが(他、京都、福岡、2018秋には大阪にも)、3店舗とも夜間の宿泊以外に、日中時間単位でのデイタイム利用を受け付けているのですよ。私が池袋で泊まったときもデイタイム利用の人は結構多くて、仮眠兼ねて読書、な人見かけましたし。

 

というわけでBOOK AND BED TOKYO新宿店。西武新宿駅南口から徒歩1分、歌舞伎町はAPMビル8階。謎テーマパークの「東京ミステリーサーカス」と同じビルでだいぶ賑わってました。

8階までエレベーターで登るとすぐに受付カウンター。池袋本店はバーのカウンターぽい感じでしたが、こちらはカフェのカウンター。そしてフリーWiFiのカフェも常設してるので、コーヒーのいい匂いが漂ってる。

デイタイム利用を告げると利用時間をどうするか聞かれて、簡単な訪問者カードを記入、クレジットカードか交通系ICカードで先払い。カードキーを受け取って施設内に入ります。1時間500円。

注意事項とかは池袋と変わらず(ちなみにWiFiの設定関係も池袋と同じだったんだけど大丈夫なのかな…セキュリティ的に)

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入ってびっくりかなり新しい!オシャレ!都内では一番新しいオープンですしねー。

池袋本店がハリーポッターの寮的な古さにときめくとすれば、こっちは新設した私立女子校の図書館ぽさにときめく。なんか中央エリアの共有スペースの他に、本棚の裏の隠れスポット的な場所にベンチが置いてあったりして(そしてポカポカ陽射しが注いでた)、いいなぁ、無駄にこういう場所で内緒話したいな!…普通にその横に宿泊用の個別ブースがあるので迷惑だと思いますけども。

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共有スペースのソファーの下にはコンセントもそれぞれ用意されているので、スマホの充電も可能です。ただ所々に簡易テーブルが置いてあるだけでしっかりしたデスクがあるわけではないので、PC持ち込みは向かないんだろうな。

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それで気になっていた本の並び。サービス開始が池袋より新しいので、本も新しめでした。池袋本店ではほぼ見なかった(気がする)実用書が多いような。あと洋書。ざざっと施設内の本の背表紙追っかけて、満足。

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宿泊と違ってデイタイム利用は飲食持ち込み不可なので、コーヒーを注文して、Kindleセールで購入したまま積ん読になってた柚木麻子さんのアッコちゃんシリーズを読みました。自分の端末にも入ってる本をわざわざ読むのはちょっともったいない気もするけれど、せっかくなので。

あと、最近電子書籍で本を読むのが当たり前になったせいか、本のサイズとか、表紙のカラーの色鮮やかさとか(電子ペーパーで読むことが多いので白黒表紙に馴染んでる)、あと手触りが一周回って新鮮だったり。紙の本もやっぱりいいなぁ。

 

時間になっても特に連絡がくるシステムにはなっていないので、自分で時計を確認しながら5分前くらいになったら退出、スタッフの方に時間を確認してもらって問題なければカードキーを返却しておしまい。シンプル。

訪問したのは休日午後だったんですが(デイタイム利用は13:00ー18:00のみ)、結構空いていました。ソファーに座れない人がいないくらい。まぁ新宿はいくらでも喫茶店とかの腰を落ち着けられるスペースがあるので、あえて来る人は少ないのかなーとか(あでも海外の人は多かったかも)。

静かな空間で、カップルや友人と来てお喋り、という雰囲気でもないから尚更なのかな。

 

池袋本店と、新宿店ができる間、浅草店がどんな本の並びなのかも興味はあるんですが、ひとまず2店舗の雰囲気がわかって満足。新宿でちょっと腰を落ち着けるスペースとして、また利用したいなー。

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